2013年1月14日月曜日

GAPの生き残り方


 


先日、GAPが、YAHOOファイナンスで、Year of the companyに選べれたとお伝えした後、GAPがどのような動きをしえいるか調べてみた。

数日前には、2013年中にアメリカ国内の189店舗を閉鎖すると発表された。これで、アメリカ国内の店舗数は700店舗となる。同時に、GAPのアウトレットストアーは2013年中に50店舗増やすとのこと。

アメリカの景気が長期的に低迷していることを物語っている。最近アメリカでも店舗を増やしているのは、低価格商品を販売するH&MやFOREVER21。これらの店舗もGAPには影響を与えたし、デザイン面においては、ABERCROMBIE&FITCHの出現もGAPには痛かったようだ。GAP自身もファッショントレンドについていけなかったと発表してる。また、将来的には、アメリカ展開に力を入れているユニクロも、GAPの共同になることは間違いない。

GAPブランドでの国内展開は今後も縮小し、海外展開に力を入れるとのこと。現在中国には15店舗のGAPがあるが、今年中に45店舗をオープンし、香港にもフラッグショップをオープンする計画とのこと。


低価格商品を販売するOLD NEVYについては、引き続きアメリカ国内でも展開をし、日本にも18ヶ月以内にフラッグショップをオープンすると発表している。

また、2008年にATHLETA(スポーツアパレル)を買収し、自社ブランド以外の商品を販売する店舗も増やしている。PIPERLIMEも、若干高級なアパレルを扱うネットショップで、これにも力を入れている。木曜日には、INTERMIX(全米で32店舗展開)というラグジュアリー・コンテンポラリー婦人服の小売店を1300億ドルで買収している。(キャッシュで)これらのことより、会社の今後の方針もうかがえる。

駄目なところは切り捨て、伸びるところだけ力を入れる。GAPというブランドはもう、アメリカではどうでもいい!という考えなのかもしれない。将来的に、GAPという会社名だけが残り、ブランドはなくなるかも・・・とすら思ってしまう。

アメリカはトップが代われば、会社の方針ががらっと変わってしまう。GAPもいい例だと思う。このようにして、どん底から立ち直った企業を多く見てきた。日本にも、このような企業を立て直せる経営者が育たないと、国際社会での競争が難しくなってくるかも。

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