2013年1月15日火曜日

Abercrombie & Fitch(アバクロ)の歴史

Abercrombie & Fitch(アバクロ)は、最近のブランドだと思っていたら、何と歴史は古く1982年にニューヨークのマンハッタンで生まれたブランドだった。David AbercrombieとEzra Fitchが共同で立ち上げ、二人のラストネームをブランドにしたようだ。

1976年には事実上倒産し、1977年にフラッグショップも閉鎖した。その後、スポーツ量販店のOshman'S Sporting Goodsが名前と顧客リストを購入し、A&Fとして、通販に特化してスタートした後、1980年から、ビバリーヒルズや、ニューヨークに小売店展開もはじめた。1987年から、今のスタイルが生まれ、大々的にブランディングが行われ、1988年に、巨大アパレルチェーン店のThe Limitedに売却された。

現在アメリカ国内では278店舗を展開。

Abercrombie & Fitch(アバクロ)以外に、Hollister Co の Hilly Hicks ブランドを展開しており傘下ブランド全ての店舗数は、1055店舗。

「カジュアル・ラグジュアリー」として、ブランディングをしてきたAbercrombie & Fitch(アバクロ)だが、最近は街で、若者がAbercrombie & Fitch(アバクロ)を着ている姿を見なくなってしまった。Abercrombie & Fitch(アバクロ)を着ているのは、若返りを図ろうとしている中年のおじさんだけ。

現在は、海外の売上が13%増と、会社全体の売上を支えているが、アメリカ国内においては、今後は苦戦するのではないかと思われる。

また、訴訟も多く抱えている。従業員にAbercrombie & Fitch(アバクロ)の洋服を買って着るようにという社則が、労働基準法に違反していたとして、220万ドルの返金を従業員にするようにとの判決が下ったことや、人事募集についても人種差別的な行為があったとか、芸能人がAbercrombie & Fitch(アバクロ)着てテレビに出演するのが、Abercrombie & Fitch(アバクロ)のブランドを下げるので、着ないようにと要求したことによる訴訟とか、この会社は訴訟問題がつきないようだ。

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