2013年6月30日日曜日

スペイン発ベビー&キッズブランド BOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)



スペインのバルセロナで誕生したベビー&キッズブランド。
遊び心いっぱいのデザインと、随所にひねりが効いたシルエットは子供の遊び着にぴったりです。
可愛い!♪それ以外に表現の仕様がないほどの可愛さは、日本も含め世界中にフアンがいます。BOB CHOSES(ボボ・ショーズ)は、2008年にバルセロナで誕生したベビー&キッズブランドです。

ある2組の両親が、子供に着せたい服が見つからず、”子供のために新しいブランドを立ち上げたい”と言う想いから創設されました。創設者についての詳しい記述が無い為、メデア嫌いとの情報も。

子供達が大好きな動物、星、果物、怪獣など、ユニークでありながらどこか素朴さの感じられるスペイン生まれの子供服は、アメリカの子供服に見られる派手さとは対照的に、落ち着いたトーンの大人っぽい色合いにまとまっています。着心地のよい素材と、絶妙なタッチで描かれたイラストやテキスタイルは、ユニークでありながらもどこか素朴さが感じられます。

響きが可愛いブランド名のBOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)とは。
BOBOは二つの意味があり、一つはフランス語でBoheme-Bourgeois(ボエム・ブルジョア)ーボエムとはボヘミアンの意であり、中流階級より少し上で政治的には左寄りを表します。『ボヘミアン好きのように見えるが、流行のおしゃれもするスノッブなブルジョワ』という意味であり、スペイン語ではbobo(素朴な)という意味合いになります。

各国のセレブママ達にも愛されているBOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)は、社会的責任
(CSR)も生み出しています。洋服は、バングラディッシュにあるDinajpur(ディナジプール)県のワークショップスクールで作られ、教育を受けるのに困難な山岳地方や、交通もままならない田舎から仕事を求めて出て来た女性達に、テキスタイル工業知識を学ぶ機会を与えています。そして、利益の10%はその学校に投資し『オーダーが自己ファイナンシングして運営を継続して行く』と言う企画を作り、現在ではこれに賛同する人も増えさらに大きい輪が広がっています。

2013年現在、BOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)は、新作も多数で益々可愛いコレクションとなっています。子供の成長は著しく早く、お気に入りが見つかってもすぐに小さくなり着れなくなってしまいますが、BOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)の服は素材はもちろん、テキスタイルやイラストが逸品であるため、思い出として取っておく人も多いそうです。BOBO CHOSES(ボボ・ショーズ)は、着れなくなった洋服をクッションに作り変えたり、動物のイラストを生かして抱きぐるみを作るなどを提案しており、着古した風合いもそのままに可愛いクッションや抱きぐるみが出来上がります。愛着のある物を大切にずっと傍に置きたいと思うのはやはり世界共通ですね☆
↓可愛いお洋服がいっぱい!!
http://www.bobochoses.com/shop/

2013年6月29日土曜日

Target Corporation(ターゲット)


Target Corporation(ターゲット・コーポレーション)は、Walmart(ウォルマート)に続きアメリカ第2の規模を誇るディスカウントストアです。商標の赤い的/まと、そして可愛いマスコットのbulls eye dog(ブルズ・アイ・ドック)が目印となっています。

店内は驚きの品揃えで、家具、コスメ、宝石、服、電化製品と、とにかく何でもあり、陳列する棚の向こうには牛乳や冷凍食品、野菜などが並んでいます。正確には『ディスカウントストア』ですが、普通ディスカウントストアと言うとあまりおしゃれなイメージを持ちにくいですが、ターゲットが急成長した背景には、品質やデザイン及び価格に拘った商品の展開にあると言われています。

Target(ターゲット)と言えば、アメリカの実業家で料理、園芸、室内装飾など、センスの良いライフスタイルを提案する、ライフコーディネーターであるMartha Stewart(マーサ・スチュワート)と契約を結び、数々のコラボ賞品をヒットさせた事でも有名なストアーです。他にも次々と有名なデザイナーを起用し、バッグ、シューズ、ジュエリーなど、有名ブランドのターゲットラインを作ってきました。とりわけ話題になったブランドコラボ商品として、Anya Hindmarch(アニヤ・ハインドマーチ)、Alexander McQUEEN(アレクサンダー・マクィーン)、Anna Sui(アナ・スイ)などがありますが、仕掛けとして、価格を他の商品と変わらない”お買い得価格”で販売して話題となり、一時低迷していたTarget(ターゲット)は、アメリカ合衆国で売上高第5位にまで成長しました。

一時低迷の原因として、不景気に伴い従業員を大幅にカットした事により、商品の陳列の乱雑さや大雑把な在庫管理、そして非常に万引きが多くなったことが背景にあると言われています。商品は床に落ちたまま、お金を払う前に袋を開けて子供に食べさせる、新品なのに汚れていたり壊れているなど目も当てられない状態でした。そんなことから一時お客さんはどんどん減っていったこともありましたが、現在は改善され、フロアーは見渡しも良くなり商品も綺麗に陳列され、季節ごとのイベント商品の展示やお薦め商品の紹介など、各フロアーごと購入意欲が湧くよう工夫されています。


Target Corporation(ターゲット・コーポレーション)は、ミネソタ州ミネアポリスに拠点を置く大型デパートチェーン店で、1,830店(米国内に1,784店・カナダに46店)あり、その他 『Target.com』で展開をしています。母体は1902年に設立されたミネソタ州ミネアポリスの会社であり、現在もミネアポリスに本拠地を置いています。

創設者はGeorge Dayton(ジョージ・デイトン)。ミネアポリス中心部に創業した当時は、Goodfellow(グッドフェロー)と名乗っていましたが、翌年にはDayton Dry Goods(デイトン・ドライ・グッズ)にするなど、何度も名称を変えつつ1962年にTarget(ターゲット)のディスカウントチェーンの展開を始め、1967年にTarget(ターゲット)社として設立されました。1988年には、当時画期的だったジップコードを使用したり、1999年にtarget.com(ターゲット・ドットコム) でネット販売を開始したりと、経営を革新的に進め、地方の小売から合衆国全土へと展開しました。

また、Target Corporation(ターゲット・コーポレーション)は、1964年以来、売り上げの5%を子供達の教育の資金 として提供をしています。

●Target Corporation(ターゲット・コーポレーション)

Target Corporation(ターゲット)
総合ディスカウントチェーン。

Target Greatland(ターゲット・グレートランド) 
ターゲット店舗より大きな敷地面積を持つ。
食料雑貨類の販売無し。

SuperTarget(スーパーターゲット) 
ターゲット店舗で扱う商品に加え、肉や野菜などの食料雑貨類を販売。
スターバックスやタコベルなどの店舗が敷地内に入ることも多い。

尚、2013年よりカナダの小売大手Hudson's Bay company (ハドソンズ・ベイ・カンパニー)傘下のディスカウントスーパーチェーンZellers(ゼラーズ)の店舗を買収しカナダに進出。100店から150店を出店するとの予定を発表しています。

※音が出ますので予め音を小さくするなどご注意下さい。

http://www.youtube.com/target#?lnk=Other_HP_062313_ESPOT-6|ESPOT-6
お問い合わせご質問は、お気軽に info@mcrosscorp.com までご連絡ください。


2013年6月28日金曜日

GIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)


 パイソンやクロコダイルなど、高級な素材と卓越した技術を用いたラインは、エレガントでセクシー。
オリジナリティ溢れるスニーカーやバックも展開。

1994年、にイタリアにてジュゼッペ ザノッティが自身の名を冠したブランドを設立。ブランド名はGIUSEPPE ZANOTTI DESIGN(ジュゼッペ ザノッティ デザイン)『女性から愛され、望まれる最上の靴を創り出したい』と設立した高級靴ブランドGIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)。1980年代初頭はDJの世界にいましたが、様々な分野の才能豊かな人々からインスパイアされ、その後プレタポルテなどののファッションショーに興味を持ち、徐々にファッションのへ道を志すようになりました。

高級素材のパイソンやクロコダイルを使い、卓越した技術を用いたラインは、エレガントなものからキュートなものまで幅広いデザインで展開され、さらには多くの雑誌や映画、式典などメディアにも多く登場して話題を集めています。94年にはVICINI(ヴィチーニ)を買収。

VICINI(ヴィチーニ)社が手がけるブランドとして、VICINI(ヴィチーニ)とGIUSEPPE ZANOTTI DESIGN(ジュゼッペ ザノッティ デザイン)がありますが、VICINI(ヴィチーニ)は、ディフュージョンラインのような位置づけでややカジュアルラインとなり、ZANOTTI(ザノッティ)の方が、より高級なラインとなっています。VICINI(ヴィチーニ)社は、ライセンスとしてRoberto Cavalli(ロベルト・カヴァリ) 、DSQUARED(ディースクエアード) 、Gianfranco Ferré(ジャンフランコ・フェッレ)など、名立たる高級ブランドのシューズコレクションを手がけていることでも有名です。

GIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)は、フリーランスで職人工房のデザインを手がけ、その才能が認められてメゾンの靴を造るようになります。90年代にVICINI(ヴィチーニ)を買収。当時は小規模な靴メーカーでしたが徐々に才能を発揮し、部門を強化・充実させ、クリエーションとハイレベルな職人工芸を融合させた靴造りを目指します。2000年にはミラノにブティック1号店をオープン、その後、次々と主要都市にショップを出店しています。

面白いニュースとして、ハリウッド映画界において『シネマの女王』と評され、クールできついと言われながらも世界中に愛された名女優※Katharine Hepburn(キャサリン・ヘプバーン)主演である、1995年製作の映画Summertime(サマータイム/邦題ー旅情)で着用した、繊細で美しいフォルムの靴がGIUSEPPE・ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)の手によって現代によみがえりました。レッドカラーのセーム革にルビークリスタルがあしらわれ、情熱的な深い赤が印象的なミュールの美しさは溜息ものです。エレガント、かつ強さを秘めたキャサリン・ヘプバーンを象徴するような誘惑的なミュールはオフイシャルオンラインサイトにて/126.000(参考価格)で販売されています。

※Katharine Houghton Hepburnキャサリン・ホートン・ヘプバーン(1907年5月12日 - 2003年6月29日)は、アメリカ合衆国の女優であり、ハリウッド映画史上最も特筆すべき女優の一人である。
2010年現在、オスカーを演技部門において4回受賞したただ一人の俳優。ノミネート数も俳優としてはオスカー史上第2位の12回に上る。尚、最多ノミネート記録はメリル・ストリープの17回とある。
(参考Wiki)

2008年には東京・銀座に初の直営路面店をオープン。同年、※Proenza Schouler(プロエンザスクーラー)とライセンス契約を結び、靴の製作および販売を手がけることを発表しました。

※Proenza Schouler(プロエンザスクーラー)とは、アメリカ、ニューヨークを拠点とするファッションブランドであり、2002年、デザイナーJack Mc Collough(ジャック・マッコロー)とLazaro Hernandez(ラザロ・ヘルナンデス)によりProenza Schouler(プロエンザ・スクーラー)を設立。
主にレディースウエアを展開しており、カラーやプリントをふんだんに使い、全体的に細身のラインとユニークなディテールでまとまっています。ラグジュアリーさを醸し出しながらも、大人の女性に向けたクールでフレッシュな印象のコレクションとなっています。デビュー以来、PERRY ELLIS(ペリー・エリス)賞をはじめ数々の賞に輝いています。

GIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)は、靴の他にビジューバックやトレンドのフリンジが付いたスニーカーのコレクションもあります。トゲトゲがたくさん付いた靴や魚の骨に見立てたデザインなど、ユニークな物も必見です。価格は少々高額ですが、現在の不景気においても売り上げは伸びているそうです。女性の憧れ、ハイブランドのLouboutin(ルブタン)も素晴らしいですが、こちらGIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)も必見のシューズブランドです。

最近では、レディ・ガガのワールドツアーの為、彼女とコラボレーションしたシューズの発表も話題になりました。GIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)本人による、靴が出来るまでの工程を収めた画像をご覧いただけます。一分弱ですが、美しい靴が出来上がるのを是非ご覧ください。

http://www.giuseppezanottidesign.com/experience/en/news-post/lanima-di-una-scarpa/

2013年6月26日水曜日

Dreyer's(ドレイヤーズ )アイスクリーム


Outshine ・fruit bars(オーツシャイン・フルーツバー)

1921年の創業以来、数々のヒット商品を世に送り出しているアイスクリームブランド。
家庭用のアイスブランドとして、アメリカ最大規模へと成長しました。

突然ですが、皆様の一番好きなアイスはなんですか?
筆者はアイスというなぜだかパピコのコーヒー味かホームランアイスですが、なんだかちょっと時代を感じるような・・。今から20年近くも前、はじめてアメリカのスーパーマーケットLucky(ラッキー)で、アイスクリーム売り場を見て驚愕したのを覚えています。バケツのような容器に入ったバニラアイスクリームが、なんと5ドルくらいで売られていました。味はと言えば・・・それはもうざっくりしたアメリカ的なあま~いだけのお味で、日本の繊細な味のアイスクリームが懐かしいものでした。

Dreyer's(ドレイヤーズ)アイスクリームは、アメリカで最も親しまれている家庭用アイスクリームのカンパニーです。1921年の創業以来、数々のヒット商品を世に送り出しました。アイスクリームにマシュマロとアーモンドを入れた ”ロッキーロード” は記録的な売り上げとなり、現在でも常に上位ランクされています。また、チョコレートにミントを入れた”ミントチョコアイスクリームは ”Dreyer's(ドレイヤーズ ) がはじめてとも言われています。

Outshine ・fruit bars(オーツシャイン・フルーツバー)
Dreyer's(ドレイヤーズ )クリーム系のアイスを主に製造していますが、本日はフルーツバーをご紹介します。Outshine Fruit Bars(オーツシャイン・フルーツバー)と言いまして、ストロベリー・パイナップル・マンゴー・ココナッツ・ピーチなど揃いも揃って11種類あります。このうち果肉が練りこんであるのがパイナップルで、一本のバーに果肉がごろごろ入っていて歯ごたえ抜群の美味しさです。

バーは一本がやや大きめのサイズで、長さが11cmありずっしりとした重みを感じます。どのフルーツバーも、各種フルーツが持つ甘みを最大限に生かし、出来るだけ甘さを抑えてあります。新鮮なマンゴーやパイナップルを原料にバイタミンを加え、カロリーは80カロリーにおさえてあります。さっぱりした甘さながら、フルーツのフレッシュ感を存分に味わえる至福の一本であります。

Dreyer's(ドレイヤーズ )に入っているOutshine(オーツシャイン)シリーズは、元々Frozen desiccated fruit(冷凍乾燥果物)を18年以上作り続けている会社です。広大な果樹園を持ち、農薬を出来る限り使わない高品質の果物を作り続けています。ここで作られたドライフルーツは、Whole Foods(ホール・フーズ)Trader Joes(トレイダー・ジョー)などでも販売されていますが、ねっちりとして素材の甘みがギューっと詰まったプルーンは絶品で人気商品です。

Outshine(オーツシャイン)では、子供達の育成の為のプログラムも実施されています。野菜を育てて販売する “Communities Take Root.” は、子供達によるコミュニティープログラムで、2013年度終了時に88,000ポンドのフルーツと野菜を60以上の果樹園で算出しました。この売上金は、子供達の育成と今後のプログラムの資金として使われるそうです。このプログラムを通して、植物が育つ過程や安全な食品についてを学ぶことが出来ます。5歳の女の子はこのプログラムに参加した事により、マーケットに並ぶイチゴを見て『本当に土から生えている!!』と驚いたそうです。微笑ましいエピソードですね。

しかしながら、Dreyer's(ドレイヤーズ )のアイスクリームは、日本にもありましょうが、この
Outshine(オーツシャイン)はまだ入っていないようです。もしアメリカで見かけましたら是非、ご賞味いただきたいと思います。尚、Dreyer's(ドレイヤーズ )アイスクリーム・ホーディングス社は、Nestlé(ネスレ)の子会社としても有名で、日本へも進出しましたが現在は撤退しているようです。

フレッシュフルーツがぎゅ~っと濃縮された、安全で美味しいフルーツバー達♪

http://www.outshinesnacks.com/default.aspx

2013年6月25日火曜日

99Cents Only Stores(99セントストアー)


庶民の強い味方、アメリカ版”100均”をお伝えします。

創業当事、お買い得品として僅か99セントでTVを販売したアメリカの99セントショップ。
広告費を捻出する為、友人からの発想とアドバイスによるものでしたが、これはTV局の電話回線がパンクするほど問い合わせが殺到し、彼らの思惑通り99セントショップの名を世に知らしめる事に成功。CEO.Dave Gold(デイブ・ゴールド)のユニークな商法とは。

99Cents Only Stores(99セントストアー)は、アメリカ版100円ショップでありますが、先ず日本における100円ショップ(100均/ひゃっきん) の始まりを見てみましょう。現在の100円ショップに近い業態を営んだ戦前の例として、高島屋が全国に展開したいわゆる『十銭ストア』が挙げられます。1926年(大正15年)に大阪・長堀店に『なんでも十銭均一売場』を設置したのが始り、とあります。

その後1932年(昭和7年)にかけて独立型の店舗50店を大阪・京都・名古屋・東京周辺に展開し、大好評を博したといいます。大正時代には現在の100円ショップの基盤が既にあったというわけですね。豆腐1丁5銭、うどん、そばが1杯10銭の頃の話ですが、この時代の発想としては非常に新鋭的でした。日本初の『100円ショップ』は、1985年にオープンの春日井店が第一号店となります。

一方、アメリカ版100円ショップ99Cents Only Stores(99セントストアー)の歴史はと言いますと、時は1982年、ロシア移民でオハイオ在住のビジネスマン、Daved Gold(デイビット・ゴールド)により、カリフォルニアに拠点を置く小売業が始まりとなります。先ず最初にDaved (デイビット)は、酒屋などで売れずに眠っているワインを安く譲り受け、それらを99セントで販売しました。そしてワインだけでなく連鎖反応を確認すべく、チーズも99セントで販売したところ、瞬く間に完売になり、次のセールの問い合わせの対応に一日中追われました。現代のようにPCなど普及していない時代、電話での応対係が3人いても間に合わなかったとか。

Daved (デイビット)は2003年のインタビューで『私が1.02セント、または98セントでワインやチーズを販売しても全てを売り払う事は出来ませんでした。ですが99セントのサインを出せば直ぐに完売となりました。私はそれが ”マジック・ナンバー” であると理解し、確信しました』と話していることから俗に言う ”プライスマジック” の仕掛けがそこにあったのが解ります。

99セントのTVを販売したDaved (デイビット)のユニークな商法と広告は他にもあります。それは『一週間に9日の公告』というもので、99セントの商品の他にユーモラスなニュースやコメントも載せました。例えば『ジョーン・リヴァーズの幸せな99回目の美容整形を祈ります』をはじめ、『ロサンゼルスLosing 99大会のドジャーズをお祝いします』など、世間で話題になっていることを載せて人々を楽しませました。因みにジョーン・リヴァーズとは、ショービズ界(ショービジネス)の有名なお方ですが、現在まで700回以上の整形手術を公言している 方であります。

話は横にそれましたが、それたついでにもう一つ。ハリウッドの内部カメラマンAndreas Gursky(アンドレア・ガースキー)が保存しているAltarpiece(アルターピース/祭壇画)の写真は、この(99セントストアー)の広告によってその存在が知られる事となり、2007年2月に競売にかけられ、330万ドルの値がついて祭壇画の最も高価な写真となったそうです。

現在、99Cents Only Stores(99セントストアー)は、ロスアンゼルス、シカゴ、ヒューストンにショールームを持ち、15カ国以上の国々に輸出しています。また、ラスベガスとシカゴで開かれるトレードショーにも毎回出展しています。取り扱いブランドとしては、ほぼ有名なブランドとの直接取引で以下のブランドが通常販売されています。デルモンテ、キャドバリーアダムズ、チャーチ&ドワイト、コカ・コーラ、コルゲート、ダイアル、エナージャイザー、ハインツ、ハーシー、レブロン、ユニリーバ、ネスレ、ジョンソン・アンド・ジョンソン、ケロッグ、クラフト、プロクター・アンド・ギャンブル、Etc.

6月現在の99セントストアー、7月4日のアメリカ独立記念日に向けて、店内はアメリカ国旗一色です。2~3年前からお目見えした冷蔵庫には有名ブランドの食品が並び、見る限り安かろう悪かろうのイメージはどこにもありませんが、野菜やフルーツなどは明らかにフレッシュさにかけており、今後の課題になるかとも思われます。景気の悪い昨今、食料品はもとより、生活用品の全てを99セントストアーでまかなって暮らしている人達がたくさんいます。クリスマスやハロウイン、バレンタインデーや独立記念日、そして赤ちゃん誕生やお誕生日グッズまで揃い、まさに庶民の心強い味方となっています。

日本の”100均”もLAにありますが、100円の商品は少なく大体が350円くらい・・もはや100均ではなくなっていますが、日本と日本の物が大好きな国々の人達に大人気で、日曜日はレジに長蛇の列が出来ています。逆に日本からの旅行者はお土産を探しに99セントストアー来るのだそう。ハワイやNYの99セントストアーもご当地ならではのグッズがあり、コレクションしている人も多いと聞きます。”これも99セント?"と、驚くような物まで陳列してあるので一度ご覧になられたら楽しいかと思います。
HPをご覧頂きますと販売されている商品が分かって面白いです。是非ご覧ください。

http://www.99only.com/

創立      1982年
創設者   David Gold(デイビッド・ゴールド)
CEO       Richard Anicetti (※臨時のCEO)
本部       California, USA
収益       $1.30 billion(2009)
営業利益  $12.91 million(2009)
純利益     $8.48 million(2009)
総資産     $662.87 million(2009)
従業員    11,500(2009)
ウェブサイト  99only.com

2013年6月23日日曜日

SOPHIA WEBSTER(ソフィア ウェブスター)



斬新かつユニーク、繊細なデザインとスイートな色の組み合わせが絶品!
日本を代表する前衛芸術家、草間 彌生(くさま やよい)さんの名前が付けられたサンダルYayoi(やよい)は、2013SSコレクションの中でも特に印象的な1足になっており、業界でも話題のシューズブランドです。女心を甘くくすぐる SOPHIA WEBSTER(ソフィア・ウェブスター) のシューズは、一度見たらきっと欲しくなるでしょう。

自分自身の名前を、そのままブランド名にすることが一つの夢、という話をよく聞きますが、SOPHIA WEBSTER(ソフィア・ ウェブスター) もその一人でした。彼女は、ロンドンのRoyal College of Art在学時に卒業コレクションの一つとして製作した靴が、老舗セレクトショップBrowns(ブラウンズ)のバイヤーの目に留まり、実際に Browns (ブラウンズ)でアイテム展開されたというストーリーを持つ、正真正銘の実力派デザイナーです。


卒業後はNicholas Kirkwood(ニコラス・カークウッド)のファーストアシスタントとして2年のキャリアを積んだ後、ロンドンを拠点に自身のブランドSOPHIA WEBSTER(ソフィア ・ウェブスター) を設立しました。2013年春夏ロンドン・ファッション・ウィークでは、若手支援プログラム『ニュージェン』のブランドのひとつに選出されるなど目覚しい 活躍を遂げています。

Nicholas Kirkwoodに(ニコラス・カークウッド)にインスパイアされた彼女のコレクションは、流行や型にとらわれない自由な発想と遊び心に溢れています。そ の斬新かつモードなデザインの中には、女性が好むとされる法則から考え出された色彩がちりばめられ、一度見たら忘れられないほどのインパクトを持っています。

儚げに細い紐やビーズのソールは印象的であり、大胆なカットアウトデザインのものはフォルムが驚くほど綺麗です。ブラックパテントのぽてっとしたモ チーフと丸くて可愛いサンダルは、可愛いの一言に尽きます。また、見る角度によって色々な見方が楽しめるマルチカラーパンプスも新鋭的で、SOPHIA WEBSTER(ソフィア・ウェブスター) のシューズは『今後のトレンドを担うリーダー的存在となるだろう』と言われており、特にファッションメデアや各業界でも更なる躍進が注目されています。

※Browns(ブラウンズ)とは
35年以上続いているロンドンのセレクトショップで、数多くあるセレクトショップのリーディング・ショップ的存在。Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)、Chloe(クロエ)、Jil Sander(ジル・サンダー)など世界的な有名ブランドを取り揃え、その種類は100社以上とも。また、John Galliano(ジョン・ガリアーノ)やAlexander McQUEEN(アレキサンダー・マックィーン)を発掘したショップとしても知られており、新しいデザイナーを見る目は鋭い。

※Nicholas Kirkwood(ニコラス・カークウッド)とは
1980年にドイツで生まれ、1998-9年までセントマーチンズでアートを学び、卒業後はCordwainers College(コードワイナーズ・カレッジ/靴の専門学校)で靴の製造を学ぶ。卒業後は靴のブランドにてキャリアを積み、2005年に自身の名を冠したブ ランドNicholas Kirkwood(ニコラス・カークウッド)をスタート。2008年、ブリティッシュ・ファッション・アワードにて新進デザイナーに贈られるスワロフス キー・エマージング・タレント賞のシューズデザイナー部門を受賞しています。彫刻的で官能的なデザインが評判になり、現在でも多くのデザイナーとコラボを 楽しんでいます。

可愛いコレクションの数々を是非ご覧ください。
http://www.sophiawebster.co.uk/category/view/2

2013年6月22日土曜日

L★Space Swimwear(エル★スペース・スイムウエアー)


自然・太陽・ビーチ・波・砂・花からインスピレーションを受けて生まれた、繊細で官能的なスイムウエアーが話題です。

L★Space Swimwear(エル★スペース・スイムウェアー)は、1997年にフロリダ生まれのデザイナーMonica Wise(モニカ・ワイズ)によって創設されました。Monica(モニカ)の創り出すシルエットはセクシーでエスニック、そして大胆なカラーと様々なプリントが特徴的となっています。”Blessing of earth"・"Sensual solid"をテーマに、輝く太陽・咲き乱れる花・優しく吹き抜ける風、そして美しいビーチを意識して創り出されたコレクションは、メデアの中でも『世界中の女性達の(こんな水着が欲しい!)を充分に理解している』と高く評価されています。

Monica Wise(モニカ・ワイズ)はサーファーとしても知られており、水着を創るきっかけも自身の趣味からとのこと。魅力的なサーファーガールの考えに賛同した家族や友人達に支えられ、Monica(モニカ)は成功への階段を上り始めました。ファッションリーダーであるCameron  Diaz(キャメロン・ディアスが着用したことによって話題になり、専門店やサーフショップなどで販売されるようになりました。大きな転機はVictoria's Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)との契約で、これはMonica(モニカ)の大きな夢でもあり、これを実現した事により更なるステップへと進んでいきます。

2012年、SIMA's(Surfwear Industry Manufacturer's Association(サーフウェアー・インダストリー・マニュファクチャーズ・アソシエーション)にてウイメンズ・アワード部門で受賞。この『SIMA's』とは、年に一度、サーフィン界に貢献したサーフ・インダストリー・カンパニーや、素晴しいプロダクトを表彰するプログラムです。これによって、昨年どのような会社がサーフィン業界に最も影響を与えたのかが分かります。今年2013年は、2月8日にカリフォルニアのアナハイムで『第10回SIMA's・イメージ・アワード・セレモニー』が開催され、約80人のノミネート候補者の中から発表されました。今回のセレモニーは860人を超えるサーフ・カンパニーと、プロショップのメンバーが集まり大盛況に終わりました。

Monica Wise(モニカ・ワイズ)の躍進はとどまるところを知らず、2010年にはMercedes Benz(メルセデス・ベンツ)のデザイナーにも選ばれ、7月に米フロリダ州マイアミで開催されたMercedes Benz Fashion Week: Miami Swim 2013(メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク・マイアミ・スイム2013)でSwim By Monica Wise(スイム・バイ・ モニカ ・ワイズ・2013)を発表し、現在に至っています。
若い才能を存分に発揮しているMonica Wise(モニカ・ワイズ)、時間が出来るとCorona del Mar(コロナ・デル・マール)にある自分のバンガローで、のんびり読書やサーフインを楽しむのだとか。

そんなMonica(モニカ)が創る、L★Space (エル★スペース)のスイムウエアー。
可愛い水着、軽快な音楽、そして美しいビーチをご覧ください。

http://lspace.com/videos.php

2013年6月20日木曜日

フランスのみならず、世界中から集められたキッチン・ウェアを販売 Sur la table(スー・ラ・テーブル


定期的に行われるクッキングクラスは、ツール(道具)の使い方や食材・調理方法など専属のシェフを迎えて開催されており、専門知識を学べるとあって毎回大盛況となっています。

フランス語でテーブルを意味するSur la table(スー・ラ・テーブル)は、1972年にシアトルのPike Place Market(パイク・プレイス・マーケット)に1号店をオープンしました。現在では”調理器具・調理用具専門店”として、アメリカに50店舗以上を展開しています。
※フランス語読みのSur la table(スー・ラ・テーブル) 、日本語では(サラテーブル)と発音されています。

Sur la table(スー・ラ・テーブル) がシアトルに1号店を誕生させた当時、米国ではあまり流通していないフランスのキッチン・ウェアを扱う店であった為、物珍しさもあってか、主婦達の間で瞬く間に話題になり、シェフ達専門家の間に
も、その情報が広まっていきました。使えれば良いという実用性から、『ツールを楽しむ』に変わりつつある時代がやってきたのです。通信販売が普及していなかった時代、ニュースや新聞でSur la table(スー・ラ・テーブル) を知った人達は、是非近くにもショップをオープンして欲しいと願った事から、今では全米に55の店舗数を誇っています。

商品はシンプルな物から、デザイン性のあるものまで豊富に揃えてあります。全体的に少々高額なプライスではありますが、『手に取った瞬間欲しくなる物』を、コンセプトに品揃えしているとか。各セクションにいるバイヤーによって選択された商品を、うまくコーディネイトしている様子は、まるでフランスにいるかのような錯覚を起こします。とりわけ色のバランスが大変良く、大体決ってどのショップも店内の一番奥はケーキなどの製菓コーナーになっており、さまざまな形のクッキー型やケーキ型をはじめ、使い方も迷うような不思議な形をしたツールや必要なものがすべて揃っています。

テーブルトップについては、概ねオリジナル商品でありフォルムやカラーが豊富です。また、Sur la table(スー・ラ・テーブル) はオリジナルの和食器にも力を入れており、急須・お猪口・茶碗などのアイテムも多数展開しています。近年アニメなどのブームから火がつき、フランスが日本ブームと言う事もあり、"おべんとうBOX" がよく売れているそうです。

また、日本の"包丁"も高級品ながら、特に専門職の人が興味を引き、評判も高いとか。鍵のかかった重厚なガラスケースの中で行儀良く鎮座するメイドインJapanの包丁の姿は、まさに日本の『美』と言ったところでしょうか。オリジナル商品を数多く取り揃え、鍋やフライパンはもちろん、アメリカにおいて忘れてはならないオーブン用調理器具も非常に充実しています。


Sur la table(スー・ラ・テーブル) では、これからの季節にぴったりなアイスクリームメーカーとバーベキューセットをセールします。特にCuisinart(クイジナート)のアイスクリームメーカーは、アメリカ国民が『いつか欲しいなぁ~』と考えている、wish list(ウイッシュリスト/購入予定リスト)のトップ5に入るそうです。楽しいバーベキューパーティの後、アイスクリームメーカーからうねうねと出てくる冷たいアイスクリームを舐めながら、暮れ行くサンセットをゆったりと眺めたいものですね。

Sur la table(スー・ラ・テーブル) の魅力がたくさん詰まった画像をお楽しみ下さい。
新商品の道具の使い方や、食材・お料理方法などが楽しくご覧になれます。

http://www.youtube.com/watch?v=r5vOPZCc6tc

2013年6月19日水曜日

健やかな食生活を提案するオーガニック食品専門のWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)


良く晴れた日曜日など、のんびりとWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)に出向き、試食のチーズをつまみながら広い店内を物色するのが趣味の筆者ではありますが、はて?Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット) はいつ頃からあるのだろう・・と気なったので、今回はこちらのマーケットについてUPします。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット) のエントランスには、新鮮なスイカやオレンジがこぼれそうなほど積み上げられ、朝日を浴びてキラキラ輝いています。一歩店内に入ると、季節の果物や野菜が、芸術的に所狭しと陳列されているのが目に入ります。デリには美味しそうなお惣菜たちが並び、パン売り場とコーヒー売り場にはいい香りがたち込め、お揃いのTシャツやエプロンをつけたスタッフ達もきびきびと働いています。

先ずはWholefood Market(ホールフーズ・マーケット) の始まりを紐解いてみましょう。
時は1978年、当時アメリカではスーパーマンが始めて上映され、150億近くの興行成績を上げ、日本ではキャンディーズが解散し、サザンオールスターズがデビューをした年となります。

その頃テキサス州のオースティンでは、当時25歳のJohn Mackey(ジョン・マッケイ)と恋人のRene Lawson(レネ・ローソン・ハーディ)21歳が、自身の家族や友人達から45,000ドルを借り、SaferWay(セーファー・ウエイ) という名の小さな自然食品店を開きました。名称は、当時オースチンにも開業した大規模なスーパーマーケットチェーンのSafeway(セイフウェイ)をもじったのが始まりだとか。

ですが、若者二人が目指すのその道は大変険しく、彼らは販売する食品購入の為の資金を使い果たし、挙句にアパートを追い出されて店に住むことになりました。そこには当然シャワーもなく『仕方ないのでホース付きの”ホバート食器洗い機”で水浴びをしていたんだ。懐かしいよ、若かったからね』と、John Mackey(ジョン・マッケイ)は当時を懐かしく振り返ります。

それから2年後の1980年、Clarksville (クレイグ・ウェラー)マーク・スキルズの自然食料雑貨店と合併し、1980年9月20日にオープンしたのが、最初のWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)になります。約10,500平方フィートに19人のスタッフを揃え、当時の標準的な健康食品店に比べると、比較的大きな店でした。1984年を始めにWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)はオースティンだけでなく、ヒューストン、そしてダラスへと事業を拡大していきました。1988年にはニューオーリンズにWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)社を設立。1989年、カリフォルニアのパロアルトから西海岸方面に拡大していき、90年代を通して他の自然食料品店との提携をしながら、急成長を遂げました。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、主にオーガニックの食料品を扱っていますが、自然製品も多く扱っています。バイヤーの厳しい目で選び抜かれた商品の数々には、ベビー用品・健康サンダル・天然素材のストール・ウオーターボトルなどがあります。これらは、ドクターや健康促進者達などの専門家から支持をうけている商品に限られているそうです。他にはル・クルーゼのお鍋やフライパン、そしてキッチンツールなどが豊富に揃っています。日本の竹を使用して作られた『バンブーシリーズ』のお皿やお箸・お盆などは特に好まれ、ロングヒットとなっています。また、日本製の包丁も少々お高いですがその道のプロ達に人気。他には健康食品・自然化粧品・美容製品などを取り扱っています。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)のエコバックは、日本でも大変人気があり、筆者も時々頼まれて購入しています。75セントから30ドルくらいの物まであり、Hawaii店やNY店のものは特に絵柄が凝っており、収集している人も多い商品です。ですが、よく考えてみると『環境に寄与する』というポリシーを掲げている企業として、なぜプラスチックや紙バッグを利用しているのか?という疑問が湧いてきます。この疑問に対して『バッグはすべてリサイクルマテリアルで再利用されている』と、あります。近年、エコを理由にショップ袋の代金を取るところも多いですが、"制限より代替やリサイクルを考える"といった、Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)の姿勢は、今後どう変わっていくのでしょうか。非常に興味深いところです。先日NY帰りの友人から『NYのWholefood(ホールフーズ・マーケット)は広くて色々なデモストレーションも開催されて、とにかくすごい!』との話を聞きましたが、どんなにすごいのか、NYに行った際は是非一度訪れてみたいものです。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、映画関係者や俳優さん、そして女優さんやスポーツ関係者の人も多く訪れますが、先日はなんと、NBAのレーカーズの元コーチ、Phil Jackson(フィル・ジャクソン)が来ていました。大きな体格で目立っていましたが案外普通のお父さんという感じでございました。一緒にいたNBAフリークの相方はちょっと感激の様子でしたが、写真はマナー違反なのでやめときました。次回、誰か有名人に出会ったら笑顔で撮影をお頼みして、可能ならお披露目したいと思います。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、各地で色々なデモストレーションを開催し、ホームページでもその様子を伝えています。FBでは美味しいサンドイッチの作り方やデザートの作り方を紹介しており、アイデアも豊富で見ているだけで楽しくなります。Thanks for making our milk(美味しいミルクを提供してくれるヤギさん、ありがとう)の写真はつい笑顔になります。是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/wholefoods/app_305927716147259


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2013年6月18日火曜日

フレンチシックとカジュアルを兼ね備えるパリ発のシャツブランド。Equipment(エキプモン)


Equipment(エキプモン)は、元VOGUE PARIS(ヴォーグ・パリス)編集長のCarine Roitfeld(カリーヌ・ロワドフェルド)のパートナーChristian Restoin(クリスチャン・レストワン)が、1975年に設立したシャツブランドです。Equipment(エキプモン)は元々メンズウェアを手がけていた為、至る箇所にそのエッセンスが故意的にちりばめられており、クラシカルフレンチとカリフォルニアスタイルがミックスされたデザインと、品質の高いコレクションは世界的にヒットしています。

50S代のアメリカ映画を担った、かの有名なハリウッド女優であるLauren Bacall(ローレン・バコール)やAudrey Hepburn(オードリー・ヘプバーン)からインスピレーションを得た話はあまりにも有名で、度々Equipment(エキプモン)のFBに懐かしいムービーフォトやショットが挙がっています。

女性らしさを強く意識した、曲線的で柔らかなシルエットのスモッグブラウスやチュニックがトレンドだった時代、メンズシャツのデザインを"ウィメンズシャツ"に取り入れ、ストレートで革新的なデザインにより、Equipment(エキプモン)はテーラードデザイナーとしてその名をアパレル業界に広め、メンズウェアからインスパイアされたシャツのシリーズは世界的に大ヒットし、その後もChristian Restoin(クリスチャン・レストワン)は、洗練されたシンプルさと高品質なシャツ作りに特化し続けました。

シャツ専門で成功を収めて20年がすぎた頃、Christian Restoin(クリスチャン・レストワン)はもう一つの段階を追求することを望みました。20年間活動を続けてきたChristian Restoin(クリスチャン・レストワン)は退任。その後、仏ヴォーグの元編集長Carine Roitfeld(カリーヌ・ロワドフェルド)が、Equipment(エキプモン)のデザイナーとして参加し、2010年にSerge Azria(セルジェ・アズリア)によってブランドを再始動しました。尚、Serge Azria(セルジェ・アズリア)は現在、CEOとクリエイティブ・ディレクターを兼任しています。

2012年秋、Equipment(エキプモン)は、COLLECTION OF CASHMERE (コレクション・オブ・カシミア)のコレクションを発表し、ブランドの為の自然な進行を図りました。このコレクションはメンズで、上質なカシミアを素材とし、Vネックのカーディガンとクルーネックのセーターから成ります。続いて今年2013年春には、COLLECTION OF SILK(コレクション・オブ・シルク)のシャツコレクションを打ち出し、その洗練されたシルエットと贅沢な生地が特徴となり、高い評判を得ています。

また、Equipment Pajamas(エキプモン・パジャマ)はメルローズ店において、記録的なヒット商品となっています。滑らかな生地とクラシカルなデザインはついつい欲しくなりプレゼント用にも最適。プレゼント相手の名前やイニシャルをモノグラミング(名入れ)してくれるので、喜ばれる贈り物として定着しつつあります。

2012年12月にNYのSoHoに本店を設立。
続いてロサンゼルスのメルローズにMELROSE PLACE(メルローズ・プレイス)ショップを開店。 
これらの開店に伴い2012年2月.Webサイトを開始。

2013年6月16日日曜日

LE CREUSET(ル・クルーゼ)

 

今や私達の暮らしに深く浸透しているLE CREUSET(ル・クルーゼ) のお鍋。
豊富な色と形の可愛いお鍋は、キッチンに一つあるだけでなんだか楽しくなってきますね。

LE CREUSET(ル・クルーぜ)   の象徴ともいえるその独特のオレンジの色味は、高炉で鉄が煌々と燃えさかる色になぞらえて調合されたものであり、当時、お鍋といえば鉄の色(=グレー)というイメージがあったなかで、躍動感にあふれる”オレンジ色”を配したお鍋の登場は、当時大変画期的でした。

この良品がつくられているのは、ベルギーに程近いフランスの小さな村、フレノア・ル・グラン。
特殊な複数層ホーロー加工の鍋の特長として、熱が逃げにくく焦げにくい、また、材料を入れても温度が下がりにくいといった、優れた長所を持っています。1925年の創業以来、次々に発表されるコレクションは、ときにユニークで斬新なものばかりで、現在では、多くの料理愛好家やシェフなどに親しまれています。

**世界中で愛されているお鍋はこの村から**
フランス北部エーヌ県、サンカンタン市の郊外にある小さな村、フレノア・ル・グラン。
パリ市街から車を飛ばして2時間ちょっと、ベルギーとの国境に程近いその村にLE CREUSET(ル・クルーゼ)の工場があります。フレノア・ル・グランのある北フランスは、コークス・砂・鉄の産地としても有名です。そんな場所にLE CREUSET(ル・クルーゼ)が創業したのは、80年以上も前の1925年のことでした。

フレノア・ル・グランの人口は僅か3000人ほどです。ほとんどの家が農業を営んでおり、工業はこのLE CREUSET(ル・クルーゼ)の本社工場と小さなバイク工場のみ。村の全人口の6分の1がここで働いているといいます。中には親子3代LE CREUSET(ル・クルーゼ)の工場で働いているとか、日本のトヨタならぬCREUSET(ル・クルーゼ)村、といったところでしょうか。

1925年、鋳物のスペシャリストであるアルマン・ドゥザゲールと、熟練のホーロー細工職人であるオクタヴ・オーベックは、知人の紹介で出会いました。2人は互いの知識を交換し合い、技術とセンスを融合させることにより、それまでにはなかった革新的なデザインと、卓越した品質を叶えた ”鋳物ホーロー鍋” の製造技術を開発しました。村の一角に工場を創業した2人は『LE CREUSET(ル・クルーゼ) という社名をつけました。LE CREUSET(ル・クルーゼ)は、高熱でどろどろに溶かした鋳鉄を、型に流し込む製法を表しているCREUS(クルーゼ)に、定冠詞の(ル)をつけてLE CREUSET(ル・クルーゼ)の社名は誕生しました。

今や日本でも頻繁に見かけ、キッチン道具の一つとしてすっかり定着感のあるLE CREUSET(ル・クルーゼ)の鍋。日本に正式にやってきたのは1991年のことでした。フランスに煮込み料理の文化があるのは、LE CREUSET(ル・クルーゼ)があったからだとも言われ、一家に3つは必ずあり、母から子へ、そしてまたその子へと代々譲り受け、大事に使われ続けるのだそうです。

**工場の中**
世界60カ国に輸出されているLE CREUSET(ル・クルーゼ)の鍋は、その全てがフレノア・ル・グランにある工場でつくられます。一日70トンの鉄を溶かして出来上がるのは35トン分の製品。うち、なんと90%が輸出用なのだそう。原材料である96%の鉄とコークスなどの鉱物を加えた物を溶かし、砂で出来た型に流し入れます。固まったら型から抜き、出っ張りや欠けをチェック。完璧だった物だけがホーロー加工されます。その後、乾燥機にかけ、最後に800℃で焼き上げて完成となります。

創業時はこれらの肯定は全て手作業で行われていましたが、時代の流れとともに機械化が進んでいます。とはいえ、それによって人員を削減したことはないといいます。それは、機械化されても人による綿密なチェックを怠らない為、一つの工程を終えるたびに人の目で厳しくチェックするのです。鉄の塊から一つのお鍋が完成するまでの全8工程のうち、人の手やチェックが入るのは、およそ30回。どんなに機械化が進んでも、”人”でなくては出来ない作業は人が行う。それを大事にしているからこそ、LE CREUSET(ル・クルーゼ)製品は手づくりの風合いが感じられるのかもしれません。

また、工場内では作業員のユニホームが、3種類のカラーに分かれています。それぞれの部署が何の作業をしているのか、工場内でわかりやすいよう色別の作業着になっています。梱包する人は赤、色を塗る人は青、鋳鉄作業の人が緑といった具合に作業服を着ています。なんともおしゃれで、いかにもフランスと感心しました。品質に高い水準を持つ日本市場に向けた製品は、専任の担当者によるさらなる精密なチェックが行われ、厳しい検査にクリアしたもののみが出荷されます。安心の保証制度は、職人による品質への自信の表れです

**日本発のLE CREUSET(ル・クルーゼ)製品**
各国の料理文化に合わせた製品を開発しているLE CREUSET(ル・クルーゼ)。すき焼きや鍋物などに最適なやや浅目の鍋『ココット・ジャポネーズ』や、お花形の鍋『ココット・フルール』は日本で開発された製品です。また、鍋にセットするだけで手軽に蒸し料理ができるアクセサリー『スチーマー』や『マルチ・スチーマー』も日本で生まれ、今では世界で利用されています。また、日本のお客様に向けて開発されたさまざまなピンク色は、現在定番カラーとなっています。

**LE CREUSET(ル・クルーゼ)の歴史**
1925年 フランス北部のフレノワ・ル・グランにてLE CREUSET(ル・クルーゼ)社を創業
1957年    フランスの老舗鋳物工場クーザンス社を買収

1958年    レイモンド・ローウィ作の『コケル』を発表
※“インダストリアルデザインの父”と呼ばれるフランス系アメリカ人、レイモンド・ローウィがデザインした『コケル』という両手鍋を発表。この『コケル』はLE CREUSET(ル・クルーゼ)社設立80周年を記念し、2005年に復刻版が発売されました。

1962年    アウトドア、ウィンタースポーツの流行に合わせて『フォンデュ』を発表
1974年    アメリカ支社設立表
1988年    イギリス支社を設立
1991年    日本支社設立
1994年    ドイツ支社設立
1997年    高級シリコン製『グルメ・スパチュラ』を発表
『スクリュープル レバーモデル』が世界最速のワインオープナーとしてギネスで認定
2002年    『ココット・スキヤキ』を日本で発売