2013年3月2日土曜日

アメリカの通販

うちのオフィスに、平成7年8月号のMONO別冊の「流行通販」という雑誌があった。なんと、18年前の雑誌。この雑誌に、アメリカの通販事情が掲載されていた。18年前の記事だが、非常に興味深い。

カタログ王国のアメリカでは、250年前から通販システムがあった。ベンジャミン・フランクリンが、600冊ほどの本を販売したのが始まりと言われている。18年前の平成7年現在で、通販の売上は、570億ドルだったとのこと。今ではインターネットを通じて、世界中のものを簡単に購入することができるが、インターネットがなかった時代は、海外の商品を簡単に購入することはできなかった。1986年に、ゲイル・ベアード女史によって創業されたShop the world by mailは、世界中の商品をカタログを通じて簡単に買える通販システムを作り上げた。14年という長い海外生活で得た経験を生かせて作られたシステムだった。

通販カタログは見ているだけで楽しい。今でも飛行機の座席には、通販カタログが置かれている。やることがない飛行機の中では、ついつい通販カタログをぱらぱらと見てしまう。そして、おもしろい商品を買ってしまう。購入は、インターネットを通してするかもしれないが、きっかけは通販カタログ。

アメリカの大手デパートBloomingdaleは、環境を考慮して、通販カタログの印刷を中止し、ネット販売のみとしている。今後、たぶんこの傾向は強まるものの、通販カタログはなくなることはないであろうと思われる。

3月は、アメリカの気になる通販カタログを紹介していく予定です!

0 件のコメント:

コメントを投稿