2013年5月16日木曜日

Los Angeles Food Truck Event(ロサンゼルス・フード・トラック・イベント) 


Truck It Fest(トラック・イット・フェスト)

毎月第2木曜日にダウンタウンで開催される<Food Truck Event/フード/トラック/イベント>
小雨がぱらつく木曜日でしたが、6時開催頃には綺麗な虹も出て会場はたくさんの人で賑わいました。

Los Angeles Food Truck Event(ロサンゼルス・フード・トラック・イベント)は、2013年2月から開催されています。主催者はNic Casas and Peyton Mcelyea(ニック・カーサス&ペイトン・マクレア)の二人。

*開催日/毎月第2木曜日
*場所/La Down Town Spring Streetと3rd Streetの角
*営業時間/PM6:00~PM11:00
*入場料/無料
*駐車場/無し
*雨天時/小雨開催

Los Angeles Food Truck Event(ロサンゼルス・フード・トラック・イベント)は、2013年2月の開催から数え、先日で3回目を迎えますが、既に20~30台のフード・トラックとブティック・トラック が出展しています。夕方6時、仕事を終えた人達やデートの若者達、家族連れや友人達など続々と人が集まって来ます。

『イベ ントの情報はどこで?』と質問をすると、yelp(口コミサイト)やFB、そしてツイッターなどの情報からとのこと。また、口コミや偶然通りがかって知ったと言う人もいま した。改めてFBやツイッターの情報の速さと共に、この2~3ヶ月でベンダーも来場者もどんどん増えていることに驚きました。今後、もっと増えた場合、会場を広いところに移すことも検討中とのことです。

提供するフードは、さすがアメリカ!と言うべきか、ハンバーガーがトップとなっています。

ただ、傾向的にどこも一様にサイズが小さく作られており、それは歩きながらでも食べやすく、一つ食べてもお腹いっぱいにならず、他のフードも楽しめると言う、配慮が見られます。

今 までは『大きいことはいいことだ!』とでも言うように、とにかくサイズが大きいだけでしたが、この頃は大きいサイズより、それを2個に分けて女性でも子供でも食べやすいように作るのが流行のようです。1オーダー2個のバーガーを実際に食べてみると、なるほど食べやすく、シェアも出来て嬉しい。しかも欲張りに、あれもこれもと楽しめるので良いアイデアだと感心しました。

他には、チュロス、カップケーキなどのスイーツ、メキシカンタコス、アイスクリーム、ホットドック、焼き鳥、すしロール、ビビンバ、カルビ、ピタなどが提供されています。この日は、日本人のフードトラックは見あたりませんでした。残念ながら、すしロールも焼き鳥も近隣アジア人によるもので、試しに焼き鳥を食べてみました。完全に日本の焼き鳥の味で、少し 甘めのタレがウケるようで人気でした。でも、スタッフも場所も暗い感じなので、日本みたいに『へい、いらっしゃいませ~!』の掛け声と共に煙モウモウで焼いてくれたら嬉しいな・・・なんて思ってしまいました。

他に気づいた事は、日本のお祭りで見られる屋台などでも、人気店では長蛇の列が出来ますが、アメリカのように長い間お客様を待たせることはあまりありません。ですが、アメリカでは待たすことも待つことも当たり前のように、誰も文句を言わずじっと待っています。

お国柄といえばそうかもしれませんが、スーパーマーケットのレジや郵便局でもよく見られます。ですが、フードトラックとなるとこれはあまり良い傾向とは言えません。
しかも6時からのスタートで正味5時間の営業と、時間が限られていますからその間に出来る限りの売り上げを上げたいところです。

今回見ていますと、一人のお客様にかける時間が非常に長く、オーダーから提供まで20分くらいかかっています。これではせっかく来場者が多くても効率良く提供が出来ず、大変もったいない事だと思いました。

もう少し仕込みを工夫するとか、オーダーから提供までの流れを考えないと、コストと売り上げのバランスが悪くなり、あまり儲からないのではないかと危惧してしまいました。『お待たせしない』という日本式の思いやりが、ここアメリカで少しでも浸透すればもっと色々なことが改善され、良くなるのではないかと、待ってる間つくづく思ってしまいました。

面白かったのは、何回かブログで書いている『ブテイック・トラック』も数店出展していたことです。
黄色のトラックにKissマークのロゴが可愛いSugar Kiss/シュガーキッスはショップもありますが、ブテイック・トラックの方が売り上げも良く、何かと話題になると話していました。車内を見ると、複雑な電気配線も隠され、まるで小さなショップのような作りで、フイッティングルームもあります。ドレスからバックまで勢揃いし、人が2人も入ればいっぱいの車内 には代わる代わる来場者が入り、皆興味深そうに見入っていました。驚くことに、車にかけては素人ながら、このブテイック・トラックを女性2人で手造りしたそ うです。電気配線から内張りまで綺麗に仕上がっており、オーナーも自慢の作だと詳しく説明してくれました。

トラックと言っ ても一言では足りないくらい色々な車種があり、大きさもマチマチです。物を運ぶ用途以外に、こうしたフード・トラックになると、そのトラックのモチベーショ ンが発揮され、素晴らしいレストランやブテック仕様に作り上げる事が出来るわけですが、車内の内容と大きさによって、価格はそれぞれなります。資金の乏し い若者や、フード・トラックに興味がある人へのサポートにも、主催者は力を入れています。今後、どんどん増えていくと思われるフード・トラック、こうした店舗を持 たないでトラック一つで出来るビジネスは、新時代のビジネス革命とも言えるのではないでしょうか。

6時から始るフード・トラック・イベント、9時ごろにはピークを迎え、まっすぐ歩く事も出来ないほどの来場者で、各トラックにも長蛇の列が出来ています。各トラックのスタッフ達は 汗だらけで頑張り、並ぶ人達は、食べたりおしゃべりしながら、楽しんで気長に待ちます。テーブルが満員になると、皆、自由に会場の隅を見つけ座り込んでフー ドを満喫していました。安全を守るおまわりさんもたくさんいましたが、どこかリラックスムードで来場者と気軽にお話しをしたり、旅行者のカメラに収まった りして、終始和やかムードのフード・イベントでした。

次回のイベント開催は、6月13日の木曜日となります。
LAに来られる際、もし日程が合いましたら一度訪れて見られるのはいかがでしょうか。
フード・イベントの後は、夜中頃まで、やはり第2木曜日に開催される、アート・フェステバル(Spring Street沿いとその周辺)をご覧になれます。夜が更けてもストリートには人が溢れ、バーやレストランからは軽快な音楽が流れ、そこかしこに点在するアートギャラリーなどで行われるアートセッションなど、近年、LAダウンタウンは見所満載で、注目のエリアとなっています。

お問い合わせご質問は、お気軽に info@mcrosscorp.com までご連絡ください。

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