2013年4月17日水曜日

Natural Product Expo 出店ブランド vital hemp (バイタル・ヘンプ)


アメリカでは、農業が最も環境に悪影響を及ぼしている産業、と言う驚くべき事実がある。原因は肥料と農薬。アメリカの農業地帯は通常、内陸地方に位置する。例えば、ミシシッピ川周辺。その広大な農業地帯で使用された肥料と農薬が、雨が降るたびに流れ出し、ミシシッピ川に注ぎ込み、汚染された水が何千キロも旅をし、大西洋に到着し、海の汚染を拡大している。
今日ご紹介のvital hemp (バイタル・ヘンプ) は、麻のエコ・フレンドリーな生産過程に着目し、快適で高品質な麻商品を、お手ごろ価格で提供するブランド。vital hemp 

何故、vital hemp(バイタル・ヘンプ)が麻にこだわるかと言うと、麻は、他の素材よりも環境への影響が少ないから。事実、綿を育てるには、大量の農薬が使われ、竹は加工しやすいように軟らかくする化学薬品が使われているという。それらが、結果的に先で述べたように、土壌だけでなく、海、そして地球全体を汚染している。その点、麻は農薬を必要とせず、土壌の浸食を引き起こさず、環境への負担が少ない。そして、麻は、他の素材よりも丈夫で長持ちする、と言う点にもvital hemp(バイタル・ヘンプ)は注目。
そして、vital hemp(バイタル・ヘンプ)の取り組みのもう一つは、そんな環境への負担が著しく少ない、麻生産の再商業化。現在、アメリカでは、麻の生産は、政府からの認定がなければ、違法とみなされる。しかも、その認定を得るのは、至難の業。やはり、麻というと、どうしても違う用途での使用目的のイメージが強く、それを規制するために、そのような法律が1970年に制定された。だが、vital hemp(バイタル・ヘンプ)の麻製品は、麻の茎の繊維を利用して製造される。一方で、違法な薬物は、花穂と葉が使用されている。vital hemp(バイタル・ヘンプ)は、マリファナなどに使われる麻との違いの認識を深め、誤解を払拭し、麻の素晴らしさを広めようと努力しているブランドでもある。

そうした努力の中で作られたvital hemp(バイタル・ヘンプ)の、麻商品の柔らかな肌触りと風合いは、綿製品かと見間違うほど。心地よくフィットし、環境だけでなく、体にも優しい。色もアースカラーを基調とし、触感だけでなく、視覚効果との相乗効果で、心も自然体になれそうだ。

麻は通気性抜群で汗の蒸発も早く、抗菌作用、消臭効果も大。じめじめした日本の夏を、少しでも快適に過ごさせてくれるに違いない。麻の良さを見直し、今年は麻で蒸し暑い夏を、爽やかに乗り切ってみては。

 詳細はこちら、info@usapparelservice.com    芹澤まで。

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