2013年7月21日日曜日

Costco(コストコ)其の一



正式社名:Costco Wholesale Corporation(コストコ・ホールセール・コーポレーション)は、アメリカ合衆国に本社を置くウェアハウス クラブ(会員制倉庫型卸売小売)チェーン。本社はワシントン州シアトル郊外のIssaquah(イサカ)。

Costco(コツコ)は日本で ”コストコ” と呼ばれ、USAでは ”コツコ” と呼ばれています。Costco(コストコ)は既に日本でもお馴染みとなっていますので、今回は本家USAのCostco(コツコ)について其の一・其の二に分けてアップします。

Costco(コツコ)社の始まりは1976年。当初はカリフォルニア州サンディエゴにある、飛行機の格納庫を改造して作られたPrice Club(プライス・クラブ)と言う名前の倉庫店でした。 従来は、小規模ビジネスを対象に展開をしてきましたが、特定個人のお客様にご利用いただく事により、”大型会員制倉庫店” と生まれ変わりました。1983年にはCostco(コツコ)の最初の倉庫店がワシントン州シアトルにオープンしました。Costco(コツコ)は、アメリカ国内において創業後わずか6年未満でその売上をゼロから30億ドル(約3.000億円)までに達成させた最初の会社となりました。

1993年にはCostco(コツコ)とPrice Club(プライス・クラブ)の合併により、Price Costco(プライス・コツコ)という名で206倉庫店を有し、年間160億ドル(約1兆6千億円)を売り上げました。Costco(コツコ社)の企業哲学は『常に経費を節約し、その分を会員の皆様に還元していこう』と言う、大変シンプルなものです。会員制というしっかりとした基盤と強大な購買力、そしてCostco(コツコ社)の限りない効率化への追求が相まって『会員の皆様への可能な限りの低価格』というモットーが実現しています。

1997年にはCostco Wholesale(コツコ・ホールセール)と正式に社名を改めて以来、これまで世界中に600を越えるWarehouse(ウェアハウス/倉庫店)を出店しています。因みに両社の合併前には、ウォルマート創業者のサム・ウォルトンは自社の会員制ウェアハウスチェーンである、Sam's Club(サムズ・クラブ)とCostco(コツコ)の合併を狙っていたそうですが、真相はどうだったのでしょう。

Costco(コツコ)は年会費形式の会員制で、ゴールドスター(個人会員)、またはビジネスメンバー(法人会員)の2種類があります。一般的にはゴールドスター(個人会員)に入会しますが、この場合は年間会費が$50.00程になり、入会後は全世界のCostco(コツコ)で使用できます。日本でもそうする人がいるようですが、ここアメリカでもルームメイトや同じアパートに住む友人同士などで折半し、$25.00づつ払って会員になる人達も多いようです。

広い駐車場に囲まれるように建てられており、エントランスを通る際に会員カードをチラリと見せて入ります。入ると直ぐにセール品や電化製品が目に入りますが、季節ごとの行事品、例えばサンクスギビング(感謝祭)やクリスマス、そしてイースター(復活祭)やハロウインなどのグッズも必ず陳列され、その都度購買意欲を掻き立てています。また、高級ブランドの出展(貴金属やムートンブーツ、革製品など)も度々あり、他のショップ価格より結構安めに設定されていますので、お眼鏡にかなえばかなりお得感が感じられます。

他、エントランス付近には家電や文房具、ペット用品、スポーツ用品、衣類、ゲームソフト、本などが中央に向かった広いスペースに配置されており、特に本のセクションやゲームのセクションには、親が買い物中の子供達がたくさん集まって、熱心に本を読んだりゲームを物色している姿が見られます。

中央から奥へ進むと鮮魚やお肉、野菜、果物類があり、更に奥を見渡すとワインを含むアルコール類やパン類が見えます。アイスクリームやピザなどの冷凍食品は、それぞれブロックごとに分かりやすく区切られており、特に土、日曜日には試食のデモストレーションが盛んに行われ、常に新商品の紹介に力を注いでいるのが分かります。

其の2に続く

お問い合わせご質問は、お気軽に info@mcrosscorp.com までご連絡ください。


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