2013年7月27日土曜日

California Gift Show 2013年7月20日~7月22日 KentiaHallsとLA Mart

California Gift Show(カリフォルニア・ギフトショー)
開催場所:Los Angeles Convention Center Kentia & South Halls & LA Mart
開催期間:2013年7月20日~22日

先日に引き続き、California Gift Show Kenita HallとLA Martの記事をアップします。

Kenita Hallは、South Hallの展示会と異なり、Cash & Carry(キャッシュ&キャリー)の展示会になっている。Cash & Carry(キャッシュ&キャリー)は、その場で購入ができるとあって、毎回大勢のバイヤーで賑わう。もちろん、目的は仕入れや新商品の発掘だが、小ロットでも購入できるので、自分用やギフト用に購入するバイヤーも多く、この時とばかりはリラックスして買い物を楽しむ姿が見られた。

ジュエリーブースは例年通り人が多く、若いバイヤーから熟練されたバイヤーまで様々だ。見渡してみれば、例年よりもジュエリーのブースが増え、ブースもどちらかと言えば高級感を意識して設置されていた。ジュエリーは、繊細なデザインから大振りなイメージの物まで揃っているが、近年は大振りな物が主流で、素材は天然石などが人気だ。淡水パールやトルコ石を扱う ブースには決って人の山が出来ている。また、レザーやフェザーを使った物は、デザインも若者向けでやはり人気がある。

エスニック雑貨やその他の多国籍ブースは、例年とあまり変わらないが、ビンテージを扱うブースが年々増えてきている。このセクションは、通常の出展ブースとは異なり、区切りも無ければ壁も無い為、アバウトな感覚でブースが設置されている。よって、出展企業はセンス良 く空間を使いながら古き良きビンテージ感を演出をしていた。点々とイスを配置し、疲れたら休めるようにもなっているので、どことなくゆったりムードのこのセクションでは、あちこちでバイヤー達が休憩を兼ねて歓談していた。ビンテージの価格設定はどちらかと言えば高めな印象である。

午後過ぎ頃、La Mart(エル・エー・マート)へ無料シャトルバスで移動する。この無料シャトルバスは頻繁に行き来していて、移動時間の短縮に便利で良い。La Mart(エル・エー・マート)はショールームでもあり、常時オープンされているため来場者は少ないが、ショー・スペシャルなどの特典があるので見逃すこともできない。Convention Center(コンベンション・センター)とは異なり、主に家具や生活用品、そして玩具などの子供用製品も多い。他にはクリスマスやハロウインなどの季節行事商品も豊富である。

近年はこのLa Mart(エル・エー・マート)でも、ビ ンテージ風に作られた家具や雑貨を扱うショールームが増えてきている。以前は高級な家具を扱っていた幾つかのショールームは、雰囲気もがらりと変わり、ま るでアンティークショップのようだ。それぞれに個性があり、家具だけのショールームもあれば、エクステリアを取り込んでガーデングッズを前面に出したり、 60年代~80年代のキッチンを再現するなど工夫を凝らしている。これらは、ビンテージ風を醸し出すアイテムとして、古着屋や雑貨店のディスプレイ用として非常に人気が高い。本物のビンテージは値段も高いし、探すのも時間がかかる故、”ビンテージ風” は、気軽にそれらしく見せるのに大変重宝なアイテムだと言える。重厚で古臭く、まるで自然に劣化したかのように再現する事は、現代の技術においていとも簡単なことだと言えよう。今後、こういったショールームは更に増える兆しがある。

他、 イブニングバックのショールームや革製品・ブランド食器・高級家具・そしてガラス製品(花瓶や鏡)のショールームも多数あるが、残念なことにバイヤーは素通りする ことが多い。不景気が続く中、高額な商品を商材にするバイヤーはやはり少ないのだろう、このセクションは人もまばらで寂しい印象だ。高級なキャンドルやフ レグランスのショールームも同様。これとは反対に、玩具を含む子供用品やキッチンツール、そしてアイデア商品のショールームなどは盛況に見えた。

今回のCalifornia Gift Show(カリフォルニア・ギフト・ショー)を見て感じたのは、全体的にバイヤーに向けてのアピールが足りないように思えた。各ブース、各ショールーム、ど れを見ても漠然としていて、これといったアピールが感じられない印象が強かった。バイヤーへのプロモーションを盛んにするなど、もう少し工夫を凝らした商品の区別が必要だ。世の中にはまだ広く知られていないコンテンツがたくさんあるかと思う。その魅力を多くの人に伝える為にも是非、今後は更にCalifornia Gift Show(カリフォルニア・ギフト・ショー)の活性化を図って欲しいと願う。

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