2013年6月19日水曜日

健やかな食生活を提案するオーガニック食品専門のWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)


良く晴れた日曜日など、のんびりとWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)に出向き、試食のチーズをつまみながら広い店内を物色するのが趣味の筆者ではありますが、はて?Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット) はいつ頃からあるのだろう・・と気なったので、今回はこちらのマーケットについてUPします。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット) のエントランスには、新鮮なスイカやオレンジがこぼれそうなほど積み上げられ、朝日を浴びてキラキラ輝いています。一歩店内に入ると、季節の果物や野菜が、芸術的に所狭しと陳列されているのが目に入ります。デリには美味しそうなお惣菜たちが並び、パン売り場とコーヒー売り場にはいい香りがたち込め、お揃いのTシャツやエプロンをつけたスタッフ達もきびきびと働いています。

先ずはWholefood Market(ホールフーズ・マーケット) の始まりを紐解いてみましょう。
時は1978年、当時アメリカではスーパーマンが始めて上映され、150億近くの興行成績を上げ、日本ではキャンディーズが解散し、サザンオールスターズがデビューをした年となります。

その頃テキサス州のオースティンでは、当時25歳のJohn Mackey(ジョン・マッケイ)と恋人のRene Lawson(レネ・ローソン・ハーディ)21歳が、自身の家族や友人達から45,000ドルを借り、SaferWay(セーファー・ウエイ) という名の小さな自然食品店を開きました。名称は、当時オースチンにも開業した大規模なスーパーマーケットチェーンのSafeway(セイフウェイ)をもじったのが始まりだとか。

ですが、若者二人が目指すのその道は大変険しく、彼らは販売する食品購入の為の資金を使い果たし、挙句にアパートを追い出されて店に住むことになりました。そこには当然シャワーもなく『仕方ないのでホース付きの”ホバート食器洗い機”で水浴びをしていたんだ。懐かしいよ、若かったからね』と、John Mackey(ジョン・マッケイ)は当時を懐かしく振り返ります。

それから2年後の1980年、Clarksville (クレイグ・ウェラー)マーク・スキルズの自然食料雑貨店と合併し、1980年9月20日にオープンしたのが、最初のWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)になります。約10,500平方フィートに19人のスタッフを揃え、当時の標準的な健康食品店に比べると、比較的大きな店でした。1984年を始めにWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)はオースティンだけでなく、ヒューストン、そしてダラスへと事業を拡大していきました。1988年にはニューオーリンズにWholefood Market(ホールフーズ・マーケット)社を設立。1989年、カリフォルニアのパロアルトから西海岸方面に拡大していき、90年代を通して他の自然食料品店との提携をしながら、急成長を遂げました。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、主にオーガニックの食料品を扱っていますが、自然製品も多く扱っています。バイヤーの厳しい目で選び抜かれた商品の数々には、ベビー用品・健康サンダル・天然素材のストール・ウオーターボトルなどがあります。これらは、ドクターや健康促進者達などの専門家から支持をうけている商品に限られているそうです。他にはル・クルーゼのお鍋やフライパン、そしてキッチンツールなどが豊富に揃っています。日本の竹を使用して作られた『バンブーシリーズ』のお皿やお箸・お盆などは特に好まれ、ロングヒットとなっています。また、日本製の包丁も少々お高いですがその道のプロ達に人気。他には健康食品・自然化粧品・美容製品などを取り扱っています。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)のエコバックは、日本でも大変人気があり、筆者も時々頼まれて購入しています。75セントから30ドルくらいの物まであり、Hawaii店やNY店のものは特に絵柄が凝っており、収集している人も多い商品です。ですが、よく考えてみると『環境に寄与する』というポリシーを掲げている企業として、なぜプラスチックや紙バッグを利用しているのか?という疑問が湧いてきます。この疑問に対して『バッグはすべてリサイクルマテリアルで再利用されている』と、あります。近年、エコを理由にショップ袋の代金を取るところも多いですが、"制限より代替やリサイクルを考える"といった、Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)の姿勢は、今後どう変わっていくのでしょうか。非常に興味深いところです。先日NY帰りの友人から『NYのWholefood(ホールフーズ・マーケット)は広くて色々なデモストレーションも開催されて、とにかくすごい!』との話を聞きましたが、どんなにすごいのか、NYに行った際は是非一度訪れてみたいものです。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、映画関係者や俳優さん、そして女優さんやスポーツ関係者の人も多く訪れますが、先日はなんと、NBAのレーカーズの元コーチ、Phil Jackson(フィル・ジャクソン)が来ていました。大きな体格で目立っていましたが案外普通のお父さんという感じでございました。一緒にいたNBAフリークの相方はちょっと感激の様子でしたが、写真はマナー違反なのでやめときました。次回、誰か有名人に出会ったら笑顔で撮影をお頼みして、可能ならお披露目したいと思います。

Wholefood Market(ホールフーズ・マーケット)は、各地で色々なデモストレーションを開催し、ホームページでもその様子を伝えています。FBでは美味しいサンドイッチの作り方やデザートの作り方を紹介しており、アイデアも豊富で見ているだけで楽しくなります。Thanks for making our milk(美味しいミルクを提供してくれるヤギさん、ありがとう)の写真はつい笑顔になります。是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/wholefoods/app_305927716147259


お問い合わせご質問は、お気軽に info@mcrosscorp.com までご連絡ください。

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