2013年9月11日水曜日

Liberty (リバティー) 視察レポート

Magic Market Week (マジック・マーケット・ウィークと同時期にラスベガスで開催されたLiberty (リバティーをご紹介。


開催時期:819日-21
開催場所:Sands Expo(ラスベガス)


今回、初めて開催されたいうLiberty (リバティー) は、Sands Expoそれほど広くはない会場で行われていたが、何か今までご紹介したアパレル展示会とは、何か雰囲気が違う。PROJECT(プロジェクト)のようにターゲット層が若すぎず、かといって、MAGIC Men’s(マジック・メンズ)のようなフォーマル系でもなく、The Tent(ザ・テント)のようにハイエンドすぎない。一言でいうなら、洗練された大人のカジュアル・ブランドといった印象が強い。ブーススタッフに話を聞くと、アメリカ国内もそうだが、ヨーロッパ各国からも多くのブランドが出展しているといい、そうしたこともこのLiberty (リバティー)の会場全体が他の展示会とは、異質の光を放っている要因であろう。


Liberty (リバティー) のブース用間仕切りの素材はなんと紙。アコーディオンのように広げたり縮めたり出来るようになっているようだ。通常の展示会でよく見られがちな白やグレーの色でなく、アースカラーを使用しているせいか、落ち着いた雰囲気を醸し出している。この観点からのみても、その展示会の名の通り、固定観念に囚われることなく、自由な発想で今後も展開されていくのではないだろうか。

そして、会場の奥の方には、なにか今まで見たことなのないマシーンが展示され、スタッフが熱心に商品説明をしていた。カタログを手に取ってみると、それは、ラインシートやウェブサイトなどに使用する商品写真用の撮影機器。

「商品撮影が5秒以内で完成!」をうたい文句に、バッググランドの自動修正、ウェブサイトへのアップ、iPadでコントロールなどが簡単に出来るという。商品撮影はラインシートやウェブサイト掲載に重要なポイントを締めることはいうまでもなく、それが自分で納得のいくように出来、1画像が$5.00以下となれば、コストも抑えられ、需要もあるのでは。

ただ、バイヤーが好むラインシートなどは、やはり実際のモデルが着用し、着た時の雰囲気、シルエットの出方などがはっきりと伝わるものが好まれる。その観点からみると、この機器の不利な点も浮き彫りになってくる。今後どのように展開していくのか楽しみだ。

次回、Magic Market Week (マジック・マーケット・ウィーク)に参加される際には、この新しい展示会Liberty (リバティー)も是非、視察頂きたい。

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