2013年7月25日木曜日

California Gift Show 2013年7月20日~7月22日


California Gift Show(カリフォルニア・ギフトショー)
開催場所:Los Angeles Convention Center Kentia & South Halls & LA Mart
開催期間:2013年7月20日~22日

例年通り、Los Angeles Convention Center(ロサンゼルス・コンベンション・センター)とLA Mart(エル・エー・マート)の二つの会場で開催され、会場間は専用の無料シャトルバスにて移動する事が出来る。

先ずは、Convention Center South Fall(コンベンション・センター・サウス・ホール)を視察した。

日曜日の午前中ということもあり、バイヤーは比較的少なめの印象。出展商品は、前回とあまり変わらず、お土産品、T-シャツ、バッグ、食料品、雑貨などが大半を占めていた。

今年から出展ブースを出しているという企業も多数見られ、その中でも一際、来場者の興味を惹いていたのが、Cupcake Candle Company(カップケーキ・キャンドル・カンパニー)のキャンドルで、見た目は、まるでカップ・ケーキその物だ。近づいてみれば香りも甘く、サイズもさることながら、生クリームたっぷりのデコレーションは本当に美味しそうだ。火をつけて楽しむのが惜しくなるほどの出来栄えで、来場者を驚かせていた。ミニマムオーダーは、200ドルからと購入しやすい価格を提示。

作りが繊細な商品だけに、配達に関して聞いてみると、Fedex(フェデックス)での配達になり、中身が動かないように工夫を施し、丁寧な発送をしてくれるとか。ただ、アメリカの配達ドライバーの仕事ぶりは、投げたり転がしたりが普通のようで、決して褒められたものではない。配達という点には充分に気をつけたいところである。このカップケーキのキャンドル、他にも展示しているブースが幾つかあり、どのブースでもバイヤー達が熱心に話を聞く姿が見られた。大きさもデザインもそれぞれカンパニーによって異なるが、クオリティーで言うならば、Cupcake Candle Company(カップケーキ・キャンドル・カンパニー)が一番だろう。既に引き合いも多いとのこと。今後、このような商品の出展ブースが多くなる可能性も大きい。

日本の企業様(http://magnote.com/ / http://piperoid.jp/)が出展されていたので、忙しい合間にお話をさせていただいた。

京都の企業様の出展で、玩具を出展されていたがやはり日本の企業。とても繊細な作りで、ユニークな玩具である。”玩具”と一言では言えないほどの精巧さと、その素材に感心する。素材は概ねペーパーで、細くロール状になっている物を広げ、パーツごとに組み合わせれば動物やロボットの完成だ。複雑な部分もあるが、6歳くらいから作って遊べるとの事。だが、案外、子供より親の方がハマってしまい、夢中になってしまうのだとか。

その中の一つにThank you Card(お礼のカード)があるが、パーツを組み合わせて作り上げるとTVの形になり、書き込んだメッセージが画面に表示できるようになっている。作って贈る方と贈られた方、どちらも楽しくて嬉しくなる商品である。一見、子供向けのようであるが、実は大人も楽しめる工夫が至る所に見られる。見やすく楽しいHPもさることながら、実に完成度が高く、日本人の器用さと美的感覚が生かされている。また、扱う商品は小さい物が多いが、それは遠くからでも目を引くようにうまく配置されており、展示方法もセンスが光っていた。

アメリカの玩具を扱っているブースで、特に興味深かったのは、PCからプログラムでカスタマイズ可能な”小型扇風機”があった。扇風機と言っても涼しさを得る目的ではなく、宣伝用である。好きな文字をカスタマイズできるので、オープンのサインやお店のロゴ、セールのお知らせやウエブサイトの表示など、使い方はアイデア次第。本体は小さめでクリップ式になっているため、挟める箇所ならどこでも使用できて場所も取らず、また、回るプロペラは手に触れても安全だ。中々考えられた面白い製品である。この製品はまだ新しいこともあり、あまり知られていないので今がチャンスとも。

他には、イタリアからの出展に Zarjo のブースあった。どちらかというと年配の女性バイヤー達に人気だ。Made In USAの商品で、主にストールやボレロを独自の技術で生産してている。素材はメリノウールだが、独自の製法と手法により生地を極々薄くのばしてレース生地のようにする。それから更に染色と縫製を施して、ストールやボレロが出来上がる。よく見ればフエルトにも見えるが、手触りはもっと柔らかく、透け感はまるで繊細なレースのようだ。商品にはそれぞれ、Swan Fedther(白鳥の羽)やForest mist(森の霧)などのネーミングがあり、それらに基づいたデザインになっている。価格的にも仕入れしやすく、利益が望める製品である為、ドレスやミセスを扱っている方は必見である。

South Fallの視察が終わりKentiaHallsへと移動する昼頃には、バイヤーも続々とSouth Fallに訪れ、のんびりムードだった会場は徐々に活気を増し、それぞれ各ブースのスタッフも忙しそうだ。

次回は、KentiaHallsとLA Martの記事をアップします。

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