2013年7月9日火曜日

Bed Bath & Beyond(ベット・バス・アンド・ビヨンド)


Bed Bath & Beyond Inc(ベッド・バス・アンド・ビヨンド・インク), は、1971年に設立され、今日ではアメリカ合衆国とカナダで地域雑貨小売店チェーンを展開しています。概ね中級品を扱っていますが、高品質の ”地域限定商品” も扱っています。寝室・浴室・台所・及びダイニングルーム用商品を主に取り扱い、特徴としてTVショッピングで紹介された商品が、逸早く店頭に並ぶ事としても有名な生活雑貨専門チェーン店です。

米国、プエルトリコ、カナダ、ニュージーランドに展開している”生活雑貨専門チェーン店”で、ベッドルーム、バスルーム、キッチン、ダイニングルームに必要な商品全般を取り扱っています。創立は1971年ですが、当時は『BED’ n Bath』という名前で、Leonard Feinstein(レナード・ファインスタイン) と Warren Eisenberg(ウォレン・アイゼンベルク) によって創設されています。設立当初は、ニューヨーク郊外にリネンやバス関連に特化した 2,000 スクエアフィートほどの小規模な店で運営をしていました。

その後、17店舗ほどチェーン展開をて着実に成長を遂げるものの、1980年終わりになると同じようなリネンやバス関連を扱う店が軒並み増え、他との差別化を図る為、生活雑貨商品も取り扱うようになりました。この切り替えが功を奏し、1985年には以前の10倍以上の広さで1号店をオープンしました。そして、1987年に会社名を現在の社名であるBed Bath & Beyond(ベット・バス・アンド・ビヨンド)  と変更。現在ではおよそ 20,000から 50,000 スクエアフィートほどの広さで展開しており、カナダなど大きいところでは80,000スクエアフィートの広さの店もあり、訪れた人々はその広さに驚かされます。

全体の商品を見渡してみますと、品揃えは大変豊富であり、安価なものから高価なものまでバランス良く陳列されています。特筆すべきは、Bed Bath & Beyond(ベット・バス・アンド・ビヨンド) とあるのになぜ ”キッチン用品” が揃っているのか・・ということですが、これには『キッチンアイテムが消費者をつかむメインアイテムになる』をポリシーとした商品構成となっている、とあります。

現在、Bed Bath & Beyond, Inc (ベット・バス・アンド・ビヨンド・インク)は、Christmas Tree Shops(クリスマス・ツリー・ショップス)、buybuy Baby(バイバイ・ベイビ)、Harmon Face Values(ハーモン・フェイス・バリューズ)そしてHome and More(ホーム・アンド・モア/メキシコ)と合併しており、事業は着実に拡大しています。ビジネスの成功の秘訣は、顧客サービスと商品の陳列方法にあり、これらの方法でより顧客満足度を高め、広告費を最小限に抑え、訪れた人達に拠る口コミで伝えられ顧客を増やしていくという戦略をとっています。また、Bed Bath & Beyond, Inc(ベット・バス・アンド・ビヨンド・インク)は ①※S&P 500および②※NASDAQ-100のメンバーであります。

①※S&P500(エス・アンド・ピー500、Standard & Poor's 500 Stock Index)とは?
アメリカ合衆国の投資情報会社である、スタンダード・アンド・プアーズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、”時価総額加重平均型株価指数”を表すものであり、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されています。

②※NASDAQ-100 Indexとは?
『NASDAQ-100指数』とも呼ばれ、アメリカ合衆国(米国)のNASDAQ市場に上場している、非金融業(金融セクター以外)の時価総額の大きい上位100銘柄で構成されてる、浮動株調整済時価総額加重平均方式の株価指数を指す(対象銘柄には、米国以外の企業の株式も含む)。本指数は、1985年2月1日を基準日とし、その日の時価総額を125として算出され、また定期的な採用銘柄の入替えは毎年12月に行われるが、それ以外にも臨時に入替えが行われることがあります。

床から天井までぎっしり商品が積まれ、隙間があれば商品を並べる独特の手法のため、まれに関係のない場所にキッチン用品が並んでいる場合も多々あり、不思議な感覚に囚われます。とにかく大量の商品が並べられており、フライパンや鍋だけでもサイズを含めて多種多様に揃い、隙間無く商品を陳列する事により、『当店に売り切れなし』と言うキャッチフレーズを前面に押し出しています。また同じ商品を大量に並べることで統一感があり、見た目も大変美しく感じられます。また、扱う製品の多くは、パッケージなど人の目を引くように工夫された物も多く、その商品の使い方を分かりやすく掲示するなど、訪れた人達の購買意欲を掻き立てる演出が散りばめられています。

思わず感心してしまうような生活グッズもたくさんあり、旅行者にも人気のショップです。
時間がありましたら一度訪れてみてはいかがでしょうか。ピピッと閃く商材が見つかるかもしれません。

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