2013年4月25日木曜日

Long Beach Antique Market (ロングビーチ・アンティーク・マーケット) 


 2011年・Best Swap Meet部門・最優秀賞受賞!!
更に規模が広がり、出展店舗が増え続け、現在LAで最もHotなAntique Marketです。

毎月第3日曜日にロングビーチで開催される、Long Beach Antique Market(ロング・ビーチ・マーケット)
早朝4時半から動き出すマーケット開催を、詳しく レポートします。

 Long Beach Antique Market(ロングビーチ・アンティーク・マーケット)の始まりは、1982年。
 当時、発行部数がうなぎ上りの雑誌『 Good House Keeping/グット・ハウス・キーピング』に搭載されたことにより、Top Ten Flea Markets The USA/トップテン・フリー・マーケットUSAに選ばれました。

その後、2011年には、ロサンゼルスマガジンとオレンジカウンティーマガジンのOCWEEKLY/オーシーウイクリーによる、Best Swap Meet部門の最優秀賞である『Best Antique Markets』賞に輝きました。これはアメリカ全土にあるAntique Marketの中でも、常に豊富な種類を揃え、価格の設定や会場の安全性、そして大変重要である、USA国内で禁止されている物の出品をしないことなど、 規制が正しく守られているか、厳しい審査のうえ決められるもので、大変名誉な賞です。会場が大規模なわりに、一般の入場料が他と比べて安いと 言う事も評価の一つと言えるようです。2013年現在、数あるAntique Marketの一つとして、リーダー的な存在になっています。

出展数は常に800ブースを超え、更に増え続けて2014年には900ブースに膨れ上がる兆しですが、現状は出展できるまでに2年から3年待ちとのこと、それも確実に出展できるかどうかは先が読めないと事務局は言っています。ブースの出展料は場所によって変わりますが、詳細は要相談とあり、詳しい料金表はありません。

出品商品は数え切れず、公式サイトにも『何百万もの・・』とある通り、一言で言ってしまえばなんでもあります。古着・家具・おもちゃ・キッチン用品・ファンが多い道路標識のサイン・靴・車関係・窓枠・古き良き時代の釘を使っていない木箱・フレーム・人形やぬい ぐるみetc.
中には軍で使用される物なのかどうか不明だが、ミサイルのような物まであるから驚きです。

驚 きついでにもう一つ、カスタムメイドしたキャンピングカーも販売していますが、本体自体はそこに無いのに結構売れているんだとか。車内や外観を写しただけの 写真にSoldの印がたくさんあって、実物を見ないのに買うのは、やっぱりアメリカと言う国がざっくりしているからか・・・とても不思議な感覚です。

こんな物まで?と思うようなユニークな品揃えと、掘り出し物がたくさんある、Long Beach Antique Market(ロングビーチ・アンティーク・マーケット)の開催を、時系列でご紹介します。

出店者(セーラー)の入場時間/4時半からゲートが開きます。
一般の入場は 6時から/入場料6ドル
※アーリーバード(早朝入場5時半の場合/12ドル)
開催時間は午前5時半から午後2時まで
駐車場は無料

早朝4時半・会場に着いた時点でまだ外は真っ暗です。
真っ暗な中、次々と出店者のトラックや車が専用入り口に列を作っていきます。
驚くのは、まだ荷解きをしていないセーラーのトラックに人が群がっていて、我先にとトラックを覗き込んでは、早々と値段交渉をしている人達がそこかしこにいて早くから熱気が伝わってきます。
暗 くて良く見えないので、セーラーも購入者も頭には懐中電灯が付けられ、まるで提灯アンコウか蛍のようです。早朝に来る人は概ねバイヤーが多く、一般の人達 が来る前に目ざとくチェックして次々とスピーディに購入していきます。気がつけば、9時頃にはもうあまりバイヤーの姿を見かけません。

5 時半まだ暗い中、驚くのは、まだ荷解きをしていないセーラーのトラックに人が群がっていて、我先にとトラックを覗き込んでは、早々と値段交渉をしている人達がそこかしこにいて早くから熱気が伝わってきます。
暗 くて良く見えないので、セーラーも購入者も頭には懐中電灯が付けられ、まるで提灯アンコウか蛍のようです。早朝に来る人は概ねバイヤーが多く、一般の人達 が来る前に目ざとくチェックして次々とスピーディに購入していきます。気がつけば、9時頃にはもうあまりバイヤーの姿を見かけません。

6時から一般の人達が入場チケット売り場に続々と並び始めます。4月のLA、今年はあまり寒くないようでこの日は風も無 く、長ズボンにジャケットかパーカーがあれば充分でしょう。6時半頃になるとだんだん明るくなり、会場の全貌が見えてきます。Long Beach Antique Market(ロングビーチ・アンティーク・マーケット)スタッフは年配者が目立ちますが、嬉々として明るく、朝から爽やかで嬉しい限りです。この時間は、来場者もセーラーもそれぞれ用意してきた朝ごはんを食べたり、歓談したりしています。入場者が集まって来てるのに、まだ商品を並べていないブースもあり、人事ながら心配してしまいましたが、のんびりムードで良いかとも思ったりします。

今回は先ず、入り口から見て左回りに進みます。
進む方向の両側にブースが並びます。右見て左見てと忙しいですが、どのブースも見落とさないように注意深く進んで行くと、ラルフローレンのビンテージがずら り。独特の柄のアウターやローブが目を引きます。どんどん進んでいく途中でオーストリア製のハッチのカフェ椅子を発見。2点セットで100ドルが、足のガタつきがあるので80ドルまで交渉。気兼ね無く値段交渉できるのもアンティークマーケットの醍醐味。

9時になると続々と来場者が増え、気がつけば人ごみの中。
この時点で汗ばむほどの良いお天気になり、半そでやノースリーブが目立ちます。子供達もたくさん入場し、だんだん賑やかになってきます。朝早くからの入場者は,そろそろ第一弾の買い物が終わるのか、手やカートに物が一杯で持ちきれず、一度車に戻ってそれらを置いてから第二ラウンド開始。因みに会場を回る際、 バイヤー達が持っている車が付いたカートが大変便利ですが、このカートを販売しているブースも何店舗かあり、20ドルから30ドルで購入できます。折りたためるので持っていると何かと重宝します。重さは大体27kgまでOKとのこと。

11時から12時半。この時間になると会場はピークを迎えます。
日曜日のミサが終わる時間と重なり、メキシコ系の人達も加わって入場者はどんどん増え続けます。人ごみの中を進んでいくとやがて会場の真ん中あたりに到着 し、一層賑わいが増します。ビンテージアクセサリーを熱心に見てる人・古着の試着をする人・値段交渉にエキサイトする人・買った物を無理やりバックに詰め 込んで、ファスナーを二人がかりで締めてる人など、普通の買い物とは一味違う、様々な光景が見られて楽しい限りです。暑くなってきたせいか、半袖やノース リーブの古着を買って、そのまま着ている人が多数。特に女性物のレースのブラウスやキャミソール(25ドル~80ドル)あたりの物が、飛ぶように売れていました。

1時頃になると、益々気温が上がって暑くなります。
この日の最高温度は ??度。だんだん顔も日焼けしてきてサングラスの跡がくっきりの人も。この時間はランチタイムを楽しむ人が多く、数少ないフードスタンドに人がたくさん並 んでいます。ホットドックはやはり人気ですね。子供も大人も暫しのんびり木陰で一休み。暑いこの日はビールが人気でした。会場が広いので時々休んで、熱射病にならないよう、水分の補給もこまめにしたほうが良いでしょう。また、食べ物の出店が少ないので、予め水やお昼ご飯を各自用意してくることをお薦めします。子供連れの方はジュースやおやつ、遊ぶものがあると長い時間居ても飽きないかもしれませんね。

 1時半頃になるとぞろぞろと人が帰りはじめ、ブースの片付けも一斉に始ります。
案外狙い目なのはこの時間で、重い物や大きい物は、また持って買えることをセーラーは嫌うので、交渉すれば安くなることも多々あります。会場は2 時までとなっている為、この時間の出口や周辺は渋滞になりますので、混雑を避けたい方は少し早めに出られると良いでしょう。この時間はまだまだ暑いので、この後に ビーチに繰り出す家族やカップルも多数。8時まで明るいサマータイムのこの時期、楽しみ方は人それぞれ。皆さん、戦利品を大事に抱えてゲートを後にしてい ました。

3時になると、もう人はちらほらしか居ません。
至る所に残されたゴミや、壊れて売れなくなった物達がゴミ箱から溢れています。
スタッフ達は、それらを手早く巨大なゴミ箱に入れて行きますが、それを待っている廃棄物専門の人達が奪い合うように回収していきます。回収したそれらの物は、専門に引き取る業者に売るとか。なるほど、上手い具合にリサイクルが出来ていると感心しました。

ここで昨今の売れ筋と現状をご紹介します。
ここ数年、変わらず人気があるのは道路標識やカンパニーロゴのサインで、当然ポーセレンで出来ている本物が人気です。それから鉄製品もあいかわらず人気で、値段が上がっています。

ビンテージ服は、この頃良いものを見つけることは難しいですが、時間をかけて探せばレア物も発見できる可能性”大”です。先月、8ドルで購入したリーバイス に1200ドルの値が付いて、買った本人も驚いたそうです。こんな嬉しい事が起きるのも、アンティーク・マーケットならではですね。

人気が高いファイヤーキングは、ちらほらとあるだけであまり見かけません。あっても人気が高いものは年々高くなっています。もし見かけたら、破格に高くなけ れば迷わず購入するほうが良いでしょう。パイレックスは、そこそこありますが、やはりコーヒーポットなど人気の物は高くなっています。蓋付きのケースやミキシングボウルは、アメリカでも収集家が多く、こういった場所で購入してイーベイなどで売る人も多くなっています。

他には、アンティークミシンの引き出し部分が人気で、よく見かけます。この引き出しを使ってチェストを作って販売している人も結構いました。このように『古い物を使って新しい感じに仕上げる』新しい物と古い物の融合は、おしゃれなアパレルのショールームでも良く見ますが、今後も人気となる ようです。背景には古い物と呼ばれるアンテーク品が、どんどん数が少なくなり価格も上がってきていて、手軽に入手しづらくなってきているからです。今回も会場には、アンティーク風な家具や木箱がたくさんありました。

また、多くの人がこぞって購入するのは、絵画などを彩るフレームです。
一 人で何個も持つ姿をたくさん見ました。タスキのように斜め掛けで歩いてる姿は器用かつユニークで、ついついじっと見てしまいます。こぞって購入といえば椅子も人気で、やはり昔ながらのシックな作りに需要があり、頑張って値段交渉する姿が印象的でした。

椅子に関してはヨーロッパ製品が人気です。それから、シャンデリアやライト関係も人気がありますが、価格はピンキリです。アンテイークガラスを使ったオリジナル品で800ドルする物か ら、お安い25ドルのスタンドまでずらりと釣り下がり、太陽に照らされてキラキラと輝いています。昔の物は本当に丁寧に作られていて、年代を聞けば 1800年時代の物もあり、よく今まで存在してたと感心するばかりです。

このLong Beach Antique Market(ロングビーチ・アンティーク・マーケット) は、ハリウッドから25マイル(40キロ)ですが、頻繁に俳優や歌手、ダンサーやプロデュサーなど、映画関係の人達もたくさん訪れる事でも有名です。
も しかしたらハリウッドの有名人に会える事も夢ではありません。有名人といっていいかどうか分かりませんが、以前TVで放映してたストレージワーと言う番組の記事を書きましたが、その番組で一躍有名になったDavid Hester(デイビッド・へスター)が出店していて、そのブースに人垣が出来ていました。一緒に写真を撮ったり、自分のオリジナル商品をアピールしたりの大忙しで、TVの影響力は流石にすごいと実感しました。

次回の開催は5月19日です。
ロングビーチの青い空の下、のんびり宝探しに来てみませんか。
きっとあなただけのスペシャルな物が見つかるでしょう。

詳細はこちら、info@usapparelservice.com  芹澤までお問い合わせください。

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