2013年9月21日土曜日

D&A (ディー&エー)展示会設営から終了まで

D&A (ディー&エー)展示会に出展された日本企業様の密着レポートです。

D&A(ディー&エー)


開催時期:2013年9月16日-18日
開催場所:Starrett-Lehigh Builiding (ニューヨーク NY)

参加登録もとても簡単なD&A (ディー&エー)は、事前登録の必要がなく、現場で名刺を提示するだけで、入場できる。事前登録は、必要書類を提出したり、登録できたのかどうか確認作業が必要だったりと何かと面倒だが、これだけシンプルで簡単だとバイヤーにとっては、何かとありがたい。



今回サポートした企業は、スカーフを取り扱うブランド。その手触り、風合いは、有名セレクトショップからの引き合いもあるほど、品質の高さには定評がある。

展示会準備にありがちなハプニングもおこらず、順調に進んでいく。ブースの大きさは、10x10(3mx3m)が主流。商談に必要なテーブルと椅子は、主催者側から有料で貸出されている。アメリカの場合いは同じブースデザインを何度も繰り返し、使用する。そのブースをデザインしたデザイン会社で、通常保管してくれる。

会場では、サンドイッチ、サラダなどが日替わりで用意されている。飲み物は無料で提供され、コーヒー、紅茶、水、ソーダなどが用意されていた。

今回、D&A (ディー&エー)の主催者のジョー氏に直接話しを聞く機会があった。巷では、参加者が12,000人との話も出回ったが、彼は正直にD&A (ディー&エー)の現状を伝えたいと、参加者数が約2,000人ほどであることを教えてくれた。彼によるとD&A (ディー&エー)に参加する日本人バイヤーの比率は約20%。このD&A (ディー&エー)に参加するブランドが日本人バイヤーに人気があるのが伺える。ただ、その人気も簡単に得た訳ではないことが、彼の話を聞いてわかった。



彼の父は、元はメンズアパレルの仕事をしていた。その影響もあり、ジョー氏は、展示会主催の他にも、流通やショールーム等のアパレル関連の仕事に励む。そして、D&A (ディー&エー)の主催者としては、利益を追求するだけでなく、もっと新しいデザイナー、ブランドを応援し、そうしたチャンスをもっと与えて行きたいと語ってくれた。彼の目は、世界のデザイナーやブランドに注がれていて、日本からの出展をもっと積極的にサポートをしたいと思っている。

実際、彼は9・11以降、日本からのバイヤーが途絶えた時に、その後4年間日本で展示会を開催した。それだけ、日本からの参加者、参加企業を大事にしていることがわかる。前述したように、日本人バイヤーが全体の20%を占めるという比率の高さは、彼の努力の賜物なのである。


次に、人種別バイヤーの購入パターンの違いが見えた。アメリカ人バイヤーは、ほぼ初日に集中して発注をし、予算を使いきってしまう傾向にある。2日目は、同時期に開催されている別の展示会を回る。逆に、日本人バイヤーやヨーロッパのバイヤー達は、初日をリサーチに使い、最終日に発注するパターン。こうしたところでも、お国柄が見えておもしろい。即決力ならアメリカ人、計画力なら日本またヨーロッパといったところだろうか。

次回展示会に出展する際には、こういったバイヤーの行動パターンも知っておくと、商談を成立させるのに役立つ。さりげなく、どこの国からの参加なのか聞き出し、臨機応変に対応できれば、結果が違ってくるであろう。

バイヤーの層としては、30代後半から60代までの白人系が多く、地域別に見ると東海岸と西海岸で半々といった印象。そして、国内だけでなく、カナダ、ヨーロッパ、アジア各国と国際色は豊かだ。

お問い合わせご質問は、お気軽に info@mcrosscorp.com までご連絡ください。


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