2013年3月19日火曜日

PACSUN(パックサン)の今後

「2013年にアメリカからなくなる企業トップ10!」の中にも入っていたPACSUN(パックサン)pac sun。1982年に南カリフォルニアで誕生し、サーファー系から絶大な人気があったPACSUN(パックサン)だが、2007年から陰りが見え始めた。

2007年には、950店舗あった店舗が、今では733店舗となっており、2012年には120店舗が閉鎖された。売上も、2007年には10億ドルだったのが、2012年では8.3億ドルに減少している。アメリカの景気後退もあっただろうが、過剰店舗、商品力の欠乏などから、急激に売上を下げたものを思われる。もう、PACSUN(パックサン)が、駄目だろうといわれてから長く経つが、そのPACSUN(パックサン)にも少しは明るい兆しが見えてきたようだ。

不振の原因の一つとして考えられるのは、PACSUN(パックサン)の一番の売りだったシューズ(スリッパ)や、アクセサリーの売上が、2007年には、売上の30%を占めていたそうだが、それが12%まで低下、テコ入れがされて14%まで戻ってはいるものの、まだてこ入れが必要で、今後もこの分野には力を入れると発表されている。

PACSUN(パックサン)といえば、ブラックとイエローのロゴを思い浮かべるが、今のホームページには、昔のロゴは一切使用されていない。これがPACSUN(パックサン)?、間違ったかな?と思うぐらいイメージが変わっている。

経営陣も代わり、現在のトップは49歳。経営郡も30代、40代で固め、新しいPACSUN(パックサン)への生まれ変わりを目指しているのがよくわかる。

利益をあげていない店舗を徹底的に閉鎖する方針で、スクラップのための資金6000万ドル、運転資金として1億ドルの融資も取得済み。その効果が若干でてきたようで、この4年ほど、年商が落ちていたのが、1%減に食いとどめたようだ。

今後、どのような商品構成で勝負をかけるのか、気になる所だ。

GAPも、今までのGAPを捨ててでも生き残ろうとして、復活劇を演じているが、このPACSUN(パックサン)も、まさしく生まれ変わって復活しようとしているのがよくわかる。アメリカ風の経営について、このブランドからも学ばしてもらえそうだ。

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