2012年12月17日月曜日

アメリカのアウトレットストアー事情

アメリカで1930年代に、イーストコーストで始まったファクトリー・アウトレット・ストアーは、当初は、メーカーの過剰在庫や、不良品を処分するために、破格値で販売すると言う目的で始まった。その後、ファクトリー・アウトレット・モールというショッピングセンター形式になり、COACHや、NIKEをはじめとするナショナルブランドが続々と出店するようになった。また、ニューヨークのバーニーズなどの高級デパートや、アルマーニなどのハイエンドブランドも出店するようになった。

また、一般の小売店への影響を考慮して、ファクトリー・アウトレット・ストアーは、郊外(ロスなどの場合は、都心部より車で1時半半~3時間の距離)に建てられたが、現在に至っては、どんどんと都心に近づいており、ハワイやラスベガスなどの観光地においては、中心部にある場合も多い。

そして、メーカーも、過剰在庫や不良品の在庫処分という目的から外れ、アウトレットストアー用の商品を製造するようになって、当初の目的とは大きく違ってきている。

インターネットと戦いながら、苦戦している小売店にとっては、このファクトリー・アウトレットとも戦わなければならないわけで、益々厳しい状況になっているのは確か。





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